世界が一目置く“安倍安定政権”・中国が日本に接近する理由・加計獣医学部が中韓留学生受け入れ?は国会で審議を…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2017.11.14 Tuesday 08:55
くっくり


 こんな言い方どうかと思うんですけど、心から敬意を表しますよ、本当に。


(3)北朝鮮へ制裁完全履行 日マレーシア首脳

 申し訳ないですが、本音を言いますと、信用できない。
 まさかマレーシアのナジブ首相や、インドネシアのジョコ大統領を信頼できないと申し上げてるんでは全くなくて。
 
 金正男事件は情報機関の調べも各国でついてきて、日本にも大量に情報が入ってくるようになった。
 金正恩と周りの金ファミリーを殺害するか、あるいは亡命に追いやると、軍の主な人材はほとんど殺害されてるから、次は軍による集団指導体制ではなく、同じ金ファミリーの中から、中国やアメリカ、場合によっては日本の言うこともある程度聞いてくれる人でなければいけないと。
 それは金正男さんしかないという結論に達したのが、あっという間に北朝鮮にばれた。
 これは日本が大きな情報洩れの原因という可能性もある。
 日本にはスパイ防止法がなくて、朝鮮総連もほとんど自由に活動してるから。

 金正恩の決断は早い。
 それが凶と出る場合も多いが、あっという間に決心して、殺害を命じた。
 命令された側が、実行しやすいエリアを選んだ。
 だからマレーシアで殺された。
 ということは、北朝鮮とマレーシアの関係がいかに深いかということ。

 安倍総理が強力な外交といっても、ナジブ首相と話したからといって、あるいは中国と非常に密接な関係になってしまってるジョコ大統領と話したからといって、日米寄りで物事を判断するとは思えない。
 マレーシアにはマレーシアの、インドネシアにはインドネシアの選択肢があって、それは内政問題。
 表れてくることを冷静に見なきゃいけない。

 マレーシアは日米に依存するよりも、基本的に頭の上の中国であり、その中国と密接な関係を続けてきた北朝鮮は守らざるを得ないって立場で今までやってきた。
 ナジブ首相は特にそれがはっきりしてて、かつてのマレーシアとはそこが違う。
 かつては自力と訴えた時代もあったが、今は中国の膨張主義にある程度膝を屈するしかない、それが今のASEAN。
 ベトナムまで最近は屈服気味。
 そういうASEAN諸国がトランプさんを迎えた状況。

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