自民単独過半数、でも立憲民主党が野党第一党に…

2017.10.22 Sunday 23:48
くっくり


 今回の総選挙は希望の党の結成、衆議院民進党の事実上解体、立憲民主党の結成など、異例づくめでしたよね。

 どうなることかとハラハラしましたが、振り返ってみれば、野党のゴタゴタが影響したこともあってか、結局、序盤から最後まで自公が優勢に戦いを進めたようです。

 政治家のあさましさというか、卑しさというか、マイナスの部分がたくさん見えた選挙でもありました。

 民進党の前原代表が提案した「希望の党への合流」は、両院議員総会でほとんど反対意見も出ず、それどころか皆さん高揚して、「よっしゃ!これで次の選挙は行けるぞ!」。

 その後、希望の党の小池代表の「リベラルは排除」発言があって、それでも、憲法や安保法制で踏み絵を踏んで、希望の党に行った民進党出身の候補者たち…。

 ところが、希望の党の勢いが落ちてきたら、掌返したように「憲法9条は改悪させない!小池さんの好きにはさせません!」てなこと言い出す候補者まで…。

 政治史に残るドタバタですよね…。

 でも、希望の党がこけた分、立憲民主党が躍進っていうのはどうなんでしょう。
 最終結果はまだですが、希望の党を上回って、野党第一党になるのが確定的。

 最初は、共産党の票を食ってくれたのは悪くはないのかな…とも思ったりしました。
 が、憲法改正を見据えての国会運営という点で、立憲民主党が野党第一党になってしまうと、支障が出てくるんですね。

 公明党には「野党第一党を巻き込むべきだ」という考えが強いそうだし、自民党内でもそういう声があると。
 安倍さんも、もちろんそれらを無視することはできません。

 花付けの時に笑顔がなかったのは、そうしたことも理由なのかも?


 話は変わりますが…
 投票日前夜なかなか寝付けなかった私、なにげに流れてきた有本香さんのツイートに心奪われました。

今も安倍氏は谷垣元総裁の業績に繰り返し謝意を表している。私が番組でご一緒した際も「下野した時、党名変更や広報に注力しようとの声がある中、谷垣総裁は、国民の声を聴き政策をしっかり作ろうと車座集会をやった。だから今がある」。過去を柵とする人や党名変更が好きな人々とは対照的な価値観。 https://t.co/EKvhYJxCXG

— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) 2017年10月21日


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