選挙なんかやってる場合です。北朝鮮危機がアメリカ国内の政治問題になる前に。
2017.09.22 Friday 01:36
くっくり
そのことを我々は認識しておかないと。
「水爆」実験後の制裁決議案で石油を止めるとアメリカが言った時、真珠湾攻撃のようなことを北朝鮮は起こすのではないかと、一瞬、脳裏をよぎったが、今のところはそこまで行っていない。
★湾岸戦争の発端、在米クウェート大使の娘さんが米下院の公聴会で、イラク軍兵士が病院から保育器に入った新生児を取り出して放置、死に至らしめたと証言(後に嘘だったと発覚)。
世論が「許せない」となって非難決議、開戦やむなしとなった。
が、今のところ北朝鮮に対してはそういうところは全くない。
トランプ大統領が自分で言ってるところは見受けられるが、アメリカの国内政治問題のレベルまでには上がっていない。
軍事の面で、たとば空母がどれだけ来るのか、3グループぐらい必要だろうという話はあるが、それ以上に国内からの政治的バックアップがないと、まだまだ踏み切れない。
最悪の場合、踏み切れないまま、ずるずる行く。
核保有国として認めざるを得ない状況に。
そうなれば日韓は北朝鮮に脅され続ける。
アメリカで政治問題になるかどうかという点ですが、9月21日の「虎ノ門ニュース」で、有本香さんが興味深い発言をしていました。
「トランプ大統領が国連演説で横田めぐみさんの話をわざわざしたのは、それなりの意味があって、みんなの、特にアメリカ国民のエモーションをかき立てるような効果を狙っていると思います。逆に、今まで私はアメリカは結局のところは軍事行動には行かないんじゃないかと思ってましたけれども、ひょっとするとちょっと近づいたかもしれませんね」
トランプ政権が、軍事行動を起こすために、今、国内での政治問題化を仕掛けているのだとしたら…。
もちろん仮にアメリカが軍事行動に出るとしても、今日明日という話ではありません。
逆に言えば、10月22日(または29日)に予想される総選挙の投票日までは、少なくともそういうことは起こり得なくて(北がグアム周辺に本当にミサイル撃ち込んだりして、アメリカ世論が激変したら別ですが)、早くても11月のトランプ大統領のアジア歴訪以降、あるいは来年以降のことになるのでしょう。
今の衆議院議員の任期満了は2018年12月18日ですが、要するに、その頃までに日本が今よりもっとのっぴきならない状態になっていることは、十分予測できるわけです。
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