【過去】青山繁晴「アンカー」ペルー日本大使公邸人質事件

2017.09.11 Monday 19:11
くっくり



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青山繁晴
「特に子供たち。僕はペルーに最初、飛行機が下りていく時、池田外相の乗ってた飛行機下りていく時、屋根のない、建設途中の家がいっぱい見えてる。ペルーはけっこう活気があるじゃないか、家いっぱい建ててるんじゃないかと思ったわけです。しかしみんなが帰った後、時間できたのでそこに行ってみたら、実は周りにある家は全部、屋根がない家なんですよ。いっぱい雨降るんですよ。家といっても囲いだけなんです。もう息を呑むような貧しさで、みなさん、僕の汚い顔ですけど、あえてアップにしてくれますか(写真の青山さんの顔がアップに。複雑な表情)。
 この、僕は夕べ、10年ぶりに写真見たんです。800枚の写真からね、この1枚だけがこんな顔になってるわけですよ。この貧しさ見てね。何ということかと(涙)。僕たちが国民の税金で援助してきたあのお金はどこに行ったんだ、フジモリ大統領ら権力者の懐に入って、子供たちには全く入ってない。この子たちは親に50ドル渡されたからといって、テロリストにされて、そうやって後ろ手に縛られて、乱暴されて殺されたりしたんですよ。その10年の真実を、どうして知らないでいいんですか、この国は(号泣)。日本人が助かったらそれでいいんですか。
 日本人の人質の方々、助かった方々が僕に、『青山さん、私たちは、自分が助かっただけではだめだと思う』と。『この日本という国のあり方をどうにかしないとダメだ』と10年間僕に言ってきた方がいるから、僕も一生懸命講演で言ってきたんです。ペルーのことだと思わないで。僕たちの問題です。僕たちはいったいどんな国なのかということを、この子供たちの顔といっしょに、ぜひ覚えていただければと思います。すみません(涙)」

山本浩之
「いや、もう、これまでの青山さんとのお付き合いの中で、何度かこの事件については口にされてたんですよね、青山さんは。今ようやくテレビで語っていただいて、で、裁判も10年経ってようやく始まりました。これはだから、遠く離れたペルーでの裁判ですが、よく注意して見ないといけないですね、裁判の行方を」

青山繁晴
「そうです。あえて名前出すと、小倉さんという方が外務省の職を捨てて、この事件を批判して辞めた人が、証人申請されてますから、彼の勇気が出るようにみんなで応援してやって下さい。小倉さんをペルーに送れるように」

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