【過去】青山繁晴「アンカー」ペルー日本大使公邸人質事件
2017.09.11 Monday 19:11
くっくり
その文書を見ると、この池田大臣がフジモリ大統領に言ったのは、『とにかく日本という国は平和的解決じゃないとダメなんです、国民がもたない』、つまり内閣がもたないんだと。もう何が何でも話し合いで、テロリストにある程度の妥協してもやむを得ないから、とにかく平和的解決だけで行ってくれと。その時に池田さんはフジモリさんに2回会ってます。最初、フジモリさんは断った。『とんでもない、そんなことしたら次から次へとテロが起こるじゃないか、できません』。池田さんは官邸に電話をした。橋本総理に。『ダメだお前、そんなもんじゃ、帰っちゃいけない』と。もう1回会いました。そしたらフジモリさんがガラッと変わってて、『平和的解決を目指しましょう』と。わけわかんない。
実は外務省の中に、今もわけわかってない人がいるんですが、僕はこっちの方(フジモリ)の記者ですから、こっち側にも聞きますから。聞いたらですね、『青山さん、我々はびっくりしたんです』と。『どこの世界にそんな国があるかと思ったけれども、自分の国民が捕らわれてるのに』、拉致問題と同じです、『自分の国民が捕らわれてるのに、とにかく揉め事だけはやめてくれ、と頼みに来る政府がこの世にあるってこと、最初はわからなかった』と。
しかしそれを聞いてわかった以上は、フジモリ大統領は、この人は天才的な政治家だから、あるアイデアを思いついた。すなわち、すでに大使公邸の構造を調べてて、これ、人質2階に上げられたらどうしようもないと。外から入っていくだけだとどんどん殺されていくだけだから、トンネル掘るしかない。トンネル掘るには最低4カ月かかる。その4カ月をどうやって保たせるか。あ、日本を利用すればいいんじゃないか、と。日本と平和的交渉をやってれば、テロリストも油断する。その間、時間が稼げる。
で、ヤマヒロさん、きっと覚えてると思うけど、途中で突然、ペルー軍が音楽流し出したり、演歌を大音量でかけたり、あれ、未だに違った報道があります。あの目的はたった1つで、トンネルを掘る音を隠すためです」
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