『新朝鮮戦争』前夜!米史上初の戦時体制・種子法と共産党…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2017.08.14 Monday 18:12
くっくり


 しかも、人類史上初めて、核保有国同士の戦争。

 それもあって、この「2+2」にPACOMの指導部が行くわけです。
 PACOMは普段そういう顔を見せてないが、実際は核戦力を動かしてますから、それは空母群もそうですが、特に原子力潜水艦も含めて、あるいは航空機も含めて。
 北朝鮮にとっては核兵器というのは弾道ミサイルだけですけど、米軍は船も飛行機も全て核戦力が中に組み込まれてるわけですから。

 そういうことも、これはまだ決まってないと僕は…。
 夕べもずっと電話をしてて、1秒も寝ない状態で今日来てるんですけど…。
 つまりアメリカはいちおうテーブルに核兵器の使用も載っけてる。
 但し、大型の戦略核ではなく、戦術核。
 僕は使わないだろうと思ってますけど、使わない可能性の方がやや高いと思ってるけど、テーブルに載っけてます。
 それでアメリカが少し安心してるのは、日本の新しい布陣、防衛大臣の小野寺さんも外務大臣の河野太郎さんも、アメリカは信頼してますから。

 河野太郎さんは、お父さんである河野洋平さんと全く考えが違います。
 河野太郎という人は、いわば親に寄り添って議員になった世襲議員ではない。
 親の言うことを聞くように見えて…。

 河野洋平さんという人は本当はものすごく独断的な人です。
 もっと言うと、一種、独裁者になりかねないような人が、河野太郎さんや安倍晋三さんじゃなくて、河野洋平さんです。
 だから、あの宮沢内閣の官房長官だった河野洋平さん、いわゆる慰安婦について河野談話を発表したんですが、その官房長官談話、紙を見て読まなきゃいけない、義務として。
 書いてないんですよ、日本軍の強制連行っていうのは。
 だからそれがまとまったわけです。
 それなのに、記者から「日本軍が朝鮮女性を強制連行したってことですか」と、質問も質問ですけど、そしたら「そうです」って言ったんですよ、勝手に。
 まさしく独断で言ったわけです。
 それが日本をずーっと苦しめてる、あるいは将来にわたって苦しめる。

 そういうやり方と、いわば、ぎりぎりせめぎ合ってきて、自分を貫いてきたところが河野太郎さんにはある。
 僕は原発めぐって全く意見違いますけれども、他にも意見の違いは多々あれど、そういう人であるのは間違いない。

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