なぜ対北制裁は効かないのか?オールジャパン体制が必要! 古川勝久「ザ・ボイス」
2017.06.29 Thursday 01:47
くっくり
実は古川さんはちょうど1カ月前、5月27日の朝日放送「正義のミカタ」にもご出演。
その時も対北朝鮮制裁の解説をされていましたが、今回の方がより詳細な話が聞けたように思います。
ということで、古川勝久さんの「ザ・ボイス」での発言を箇条書きにしてまとめてみました。
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★番組が紹介した古川勝久さんのプロフィール
元国連北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員。
1966年生まれ。
安全保障問題の専門家。
米モントレー国際問題研究所の研究員を経て、2016年4月まで4年半、北朝鮮制裁の国連専門家パネルの委員を務めた。
★専門家パネルとはなんぞや?
国連安保理の中に、北朝鮮制裁担当委員会があって、そこの下で、国連制裁違反事件を捜査する組織。
北朝鮮は世界中で非合法のネットワークを張り巡らせて、カネやモノの輸出入、輸送をしているので、世界中の国連加盟国と協力して摘発する、そういう事件捜査をしている。
国連なので、各国の捜査当局ではなく、外交部(外務省)を経由しなければいけない。
直接、公安当局や法執行機関と連携できれば、もっと効率的にできるのだが…。
捜査・摘発をして、北朝鮮の制裁回避のパターンを見出し、それに基づいて将来の安保理決議でこういう措置を入れてくれというのを、安保理に勧告する。
★国連はこの10年〜20年間、北朝鮮に何らかの対応をしているが、効果がないように見えるが?
同感。
要は安保理の中で問題が2つある。
まず、拒否権を持ってる中国とロシアが、制裁強化に反対してきたという歴史がある。
ただ、去年、安保理決議が2本採択されたが、かなり強力な制裁ツールが入っている。
問題は、いま安保理決議で、ヒト・カネ・モノを阻止するために国連加盟国でかなり強烈な義務を課しているが、結局、各国の中で国連安保理決議をなかなか履行できないこと。
なぜなら、各国の既存の法律と合わないから。
これは日本もそう。
たとえば北朝鮮国民に対して、応用物理学とか産業工学とかはもう教えるなという、強烈な制裁措置が入っている。
日本国内にもそういう人々、大学など教鞭を執っていたり、研究所で勤めていたり、という人々がいる。
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