習近平の言論統制と洗脳されるネット民…遠藤誉×辣椒「世界に発信せよ!中国の嘘と言論虐殺」

2017.04.28 Friday 16:40
くっくり



★日本在住の中国人で、メディアなどに出て一定の影響力を持っている人に関しては、プライベートまで含めた人物ファイルが作成されており、全てに中国政府に報告されている。彼らが中国に帰国すると、国保から「お茶を飲みましょう」(=取り調べを受けるという意味の隠語)と誘われる。大阪在住の作家の劉燕子さんは日本国籍を取得したにもかかわらず、いまだに中国へ行くと国保が近づいてきて「お茶を飲みましょう」と誘われる。「私はもう日本人になったから関係ないでしょ」と断ると、「いえ、あなたは永遠に中国人です」と言われた。

★恐ろしいのは、いまや中国政府に批判的な意見を言ったり、書き込みをした人に対してバッシングをすることは、正義の側だと、大勢の中国人が思っていること。天安門事件で人民解放軍が民主化を求める人たちを武力で鎮圧したことを評価する声まで出ている。「もしあの時、鎮圧していなかったら中国はこんなにも豊かになっていない」と。そこまで洗脳されている。

★「天安門事件」を検索しても、「六四事件後、米仏などが中国に対してどういう視点を持ったか」「六四事件があった時に、ちょうどソ連の崩壊もあったりして…」といった世界情勢の一コマとして書かれているだけで、内容の説明は一切なし。もちろん、学校教育でも抹殺しているので、若い人たちは事件そのものの存在さえほとんど知らない。

★共産党政権に対して不満を持っている人は確かにいるが、逮捕された時に弁護してくれる人権派弁護士も最近は次々と捕まっているため、誰も弁護してくれる人がいない。打つ手がなくなってきる状態で、「もうこれ以上やってもダメだ」と諦めてしまう。

★習近平政権は、ネットの検閲などの「維穏費」(治安維持費)に軍事費を上回る経費を投じている。

★辣椒さんの友人で大学の講師をしている人によれば、授業で4、5台の監視カメラで見張られている。

★中国共産党は、どのようにして今日の国家を築いたのかという根本のところで嘘をつき続けているので、真実が明るみに出ないよう言論弾圧をし続けなければならない。2013年5月に「七不講」(七つの語ってはならないこと)を通達し、中国共産党の歴史の過ちを教えてはならない指示したのも、知られてはまずい史実があるから。残念なことに、その虚偽の歴史を信じている人が中国には多い。

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