【動画付き】青山繁晴さん国会質問〜経済産業委員会(福島原子力災害)〜

2017.04.26 Wednesday 01:44
くっくり


 「託送料金」という言葉自体は国民に馴染みがないと思う。もうちょっと分かりやすい言葉はないのかと思うと同時に、要は、作った電気を送配電網を使って国民や企業などに届ける時に発生する料金のことですが、電気を使う側が払う料金のうち実に3割から4割を占める。
 こういう複雑な仕組みというのが、はたして国民の理解と支えを得られるのか?という一番基本的なところを世耕大臣からお伺いしたい。

【答弁:世耕経産大臣】

(2)賠償の複雑な仕組み=続き

 「過去分」を事故前から電気料金に上乗せしていれば、当然、電気代は高くなって、庶民生活だけでなく企業活動に多大な影響を与えたと思うから、いまおっしゃった、なるべく公平にやるなら「託送料金」からの回収だということも、国会審議としては分かるんですが、たとえば米国でこの制度をやろうとしたら無理。日本国民の民度の高さ、立場の違いがあっても共通点を見出そうとするから、かろうじて実施できるかもしれないという制度。説明努力を与党の一員としても信じたい。ささやかな提案として聞いていただきたいが、「託送料金から回収」と言われて、分かる人はいないです。「託送料金」という言葉も問題だが、「回収」という言い方もいわばプロ好みの言い方。ここまで細かく(質問)通告していませんが、言葉の問題、そこの改革はどうですか。

【答弁:世耕経産大臣】

(3)「誇り」と官民合同チーム

 先ほど滝波委員(自民党の滝波宏文議員)から、「放射能いじめ」の問題が鋭く指摘された。私も皆さんと同じくブログをしているが、今回この委員会で質問することになったと書いたら、わずか1日半でものすごい量の書き込みがあり、福島の地元の方の非公開希望の書き込みには、要は賠償ということについて、どうしても福島の中でも誤解、嫉み、その他が生まれて、それが実は各地で「放射能いじめ」が広がっている根っこじゃないかと。それは、たとえばお務めの会社が賠償金を受け取っているが、さすが日本国民だと思うが、自分はおかしいと思うと。本当は受け取る資格はないんじゃないか、でも、そこにうちの会社が依存しているように見えると。仕事をしていても家で奥さんと話していても、日々苦しいと。

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