緊迫半島情勢で大拍手の日米共同訓練・仏大統領選・陛下ご譲位問題で日本解体の動き…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2017.04.24 Monday 18:30
くっくり



 どこまで僅差になるか。逆転は難しいと僕は思うけど。
 予想間違ってたら、ほんとにごめんなさい、ですけれども。
 (ルペンさんがマクロンさんに)どこまで迫るか。
 迫っただけでも、大きな流れは、実はEUはもたない方向に行きます。

 5月7日の決選投票について、僕の知り合いのインテリジェンス、各国首脳も「ルペンだめだ」と思った。
 一番喜んでるのは、メルケルさん。EUは今、ドイツの物ですから。
 EUの最大の問題、ひとつは移民の問題。
 もうひとつが、ドイツが好きに使っていること。


(2)陛下ご譲位 「上皇」提言 有識者会議最終報告

 今上陛下を「上皇」、皇后陛下を「上皇后」、秋篠宮殿下を「皇嗣殿下」とお呼びする、最終報告と言ってるが、事実上決められつつあること。

 このニュースで広く注意喚起をあえてしておきたいのは、女性宮家を作れとか、母系天皇も認めろとかいう動きが、このご譲位問題をきっかけにして、ずーっと続いてること。
 最大原因、根幹のひとつは、国会で議論を避けて、全部決めようと。

 日本は法治国家だから最終的に法案が出てくるが、ぶつかるような議論はせずに、すぐ通るようにしようと。
 陛下に関わることを国会で論戦したくないという趣旨はもちろん分かるが、僕ははっきり反対。
 党内や、自分なりのルートで政府の中枢にも申してるが。

 こういうふうにしてると…、
 たとえば憲法改正で、第8章までは全て天皇陛下に関わること。
 憲法改正する時に、天皇陛下のご身分に関わることは論議しないというなら、要するに第1章はそのままにして、いきなり憲法9条、そこからだけにするんですか?
 それはちょっとおかしいと思う。

 国会で論議しないことにしたために何が起きたかというと、民進党の、特に野田佳彦前総理が、執拗に、本人は宮中の一部からも支持があると明らかに思い込んで、女性宮家の創設、そして旧宮家の復活はなし、つまり限りなく母系天皇を認める…。
 母系天皇が即位された瞬間に、日本の天皇陛下の伝統は終わり、新しい王朝ができることに直接的につながっていきますから、そっちに動くという、日本国を解体する動きが、ぶら下がってるままなんです。

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