緊迫する北朝鮮情勢と語られない拉致被害者
2017.04.08 Saturday 01:34
くっくり
この人は気づいてないんでしょうか?
わずか1分ほどの間に自分が矛盾した話をしていることに。
後藤田正晴さんが官房長官だった30年前と、現在と、日本を取り巻く安全保障環境が全く同じだなんて、まさか思ってないですよね?
本当は分かってるんでしょう?
だって自分でも言ってるじゃないですか。
「今なぜこの問題が浮上してきたかというと、北朝鮮の相次ぐミサイル発射、核実験によって…」と。
そう、後藤田正晴さんの時代、北朝鮮はまだ核兵器も弾道ミサイルも保有していませんでした。
ついでに言えば、中国も今と違ってほとんど脅威ではなかった。
この30年の間に、日本を取り巻く安全保障環境は大きく変化しているのです。
それを分かっていながら、日本国民(あなたやあなたの家族も含まれます)に「座して死を待て」と言うのですか?
もちろん「敵基地攻撃」の実現性については、たくさんのハードルがあるのでしょう。
だったらそのことも含めて、侃々諤々、議論を戦わせばいいじゃないですか。
それだけでも、かの国に対して一定の抑止力になるはずです。
最初から反対ありきで、議論すら許さないという、左派メディアの何十年も前から変わらない報道姿勢にはうんざりです。
話を拉致問題に戻しますが…
2002年に帰国した曽我ひとみさんは、1990年に金丸信氏らが訪朝して金日成に会った時、その報道をテレビで見ていました。
「日本の政治家が金日成に会ったのだから、私のことも議題に上がったはずだ」と期待しましたが、何も起こらず失望したそうです(西岡力さんによる)。
曽我さんは幸い、その後帰国を果たすことができましたが、北朝鮮には今も100人とも200人とも言われる拉致被害者、特定失踪者の方々が囚われたままです。
そうした方々の中には、曽我さんや蓮池さんや地村さんら5人が帰国できたというニュースに接する機会があった方々も、大勢いたはずです。
きっと「次は自分の番だ!」と期待されたことでしょう。
それから実に15年もの歳月が過ぎ去ろうとしています。
皆さん、今、いったいどういう心境で北朝鮮で暮らしておられるのか…。
こういう時だからこそ、私たちは今一度「拉致被害者奪還」について、真剣に考えてみるべきではないでしょうか。
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