明治初期の日本を旅したイザベラ・バード「日本紀行」を漫画化!「ふしぎの国のバード」
2017.04.06 Thursday 00:39
くっくり
作者は、佐々大河さん。
漫画誌「ハルタ」に連載中の作品をまとめたもので、現在、3巻まで出版されています。
原著をご存知の方は、最初、少し戸惑われるかもしれません。
漫画向けにかなりアレンジされているからです。
image[170224-02nakami.jpg]
[Amazonの「なか見!検索」より]
一番目立つのは、主人公イザベラ・バードが実年齢よりとても若く描かれていること。
バードは1831年(天保2年)10月15日生まれ。
日本の旅を開始したのは、1878年(明治11年)6月。
つまり、その時バードは40代後半。
でも漫画では、どう見ても30歳前後です。
バードはこの年の9月まで、通訳兼ガイドの伊藤鶴吉と北日本を旅しています。
その伊藤(バードは「イト」と呼ぶ)は1858年1月31日(安政4年12月17日)生まれ。
ということは、バードより二回り以上も下。
親子ほど年が離れています。
ところが漫画ではバードが若く描かれてあるため、伊藤との年齢差はせいぜい10歳ぐらいにしか見えません。
しかも、この2人、旅を重ねるごとに絆が深まり、あたかも恋が生まれるかのような雰囲気に描かれているシーンもあります。
わくわくする展開だけど…、ありえない〜(^_^;
あと、伊藤がすごく格好よく描かれています。
性格はクール、でも内面は優しく、気配りの人。
甘い物に目がなかったり、意外とお茶目な面もあるし、なんと料理も上手い。
何だか少女漫画に出てくるキャラみたいです。
私はすっかり伊藤のファンになってしまいました(≧▽≦)
image[170224-03ito1.jpg]
image[170224-04ito2.jpg]
[第3巻の帯より]
漫画ですから脚色やデフォルメは当たり前ですが、見る人によっては「うーん…」かもしれません。
でも、私は全く許容範囲です(^▽^)
江戸から明治に移り変わる頃の、日本の文化や庶民の暮らしに興味がある方には特にお勧め。
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