森友問題で「暗黒国会」&「聖徳太子」復活で官僚謝罪…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2017.03.21 Tuesday 00:13
くっくり


 その意義づけがされてないのは、偏向してる。国民に大事なことを伝えようとしていない。


(3)安倍首相 森友学園への寄付否定

 この件が僕が「暗黒国会」と呼んでいる理由。

 まずこのニュースに即して言うと、安倍総理が寄付を否定なさってるから、それはそれでいいというか、事実関係の解明は籠池氏が国会に来て証言するし、事実解明されればいいんですけど、でも大事なことのひとつは、たぶん皆さん(ギャラリー)お感じになってると思うんですけど、学校に寄付して何かいけないんですか?
 まるでもういけないことのようにされてますよね。

 たとえば安倍総理に限らず、どなたでも学校に寄付をして、そこの校長さんが別の刑事事件を起こしたとして、じゃあ寄付したことがいけないってことになるんですか?
 それがまるで問題であるかのようにしてることが、「真昼の暗黒」ですよね。

 「真昼の暗黒」は、僕が中学・高校の時によく使われた、もともと左の人が使ってた言葉。
 映画や本、テレビニュースで刷り込まれたのは、たとえば大学で自治会を作ろうとしたら、大学に潰されて、これは「真昼の暗黒」だと。
 それから会社で労働組合を作ろうとした労働者が、アパートに帰ってきたら暴力団に殴られて、組合を作らせないようにさせられた、これは「真昼の暗黒」だと。
 常に権力の側が一般の活動を押し込めるっていうのが、「真昼の暗黒」のように酷い話だと、僕も刷り込まれて育った。

 ところがいま国会でやってるのは、実はリベラル、民主主義の申し子だと言ってる政党や国会議員の方から、何が追及されるかというと、たとえば稲田さんについて、安倍さんも含めてだが、教育勅語に良い言葉があると言うだけで、けしからんという、思想信条を問題にする。

 でもそもそも勅語というのは、右翼の、何か良くない言葉だと僕も教わって育ったが、いまもたぶん普通の学校でそう教えてるが、でも勅語は天皇陛下のお言葉という、普通の日本語。
 天皇陛下のお言葉が右翼だったら、日本どうなるんですか。日本が日本でなくなる、日本はおしまい。
 日本が戦争に負けて、アメリカが占領して、その時に使ってはいけない言葉をリストアップして、その中に勅語が入れられただけ。

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