森友問題で「暗黒国会」&「聖徳太子」復活で官僚謝罪…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2017.03.21 Tuesday 00:13
くっくり


 握手もしてもらえないメルケル首相とものすごい差。

 どうすればいいのかを、サミットになってトランプさん来てからでは遅いので、事前においで下さいませんかというので、安倍さんが行く。

 今日、「暗黒国会」の話を怒りを込めてしますが、どうせまた国会方面から苦情来ると思いますが…。
 連休の終わりに日本出発、国会審議に影響でるから、ふつう国会はこういうの認めない。
 それが日本政治の困った現実で、総理や閣僚を国会に縛りつけすぎ。特に野党のために縛りつける。
 得票も議席も少ないのに、国会では野党が一番大きな顔をするというシステムになってしまってる。
 いかにも日本型の運営で、おかしいと思う。ちゃんと有権者のご意思に合わせるべき。

 普通は行かせてもらえないのが行けるというのは、それとなく水面下で、国会対策委員会などで、ヨーロッパが来てほしいとおねだりしてるという有史以来初めてことがあるから。
 戦前の強かった日本でもこういうことはなかった。
 その意義を、(共同通信の)記事は全然書いてない。

 サミットの主要議題に、中国や北朝鮮をちゃんと入れるように求めるんだということは書いてある。
 なかなか国民、読者に伝わらないけど、要するにトランプさんについてのアドバイス聞きたいなら、これをサミットの議題に入れろということを、実質、バーターで要求。
 これはサミットの長い歴史でも初めてだと思う。


(2)安倍首相「自衛隊の役割拡大」 防衛大卒業式で

 共同通信の記事で一番重大なことは、最後のこの部分。

【稲田朋美防衛相も訓示し、東・南シナ海で海洋進出を進める中国を名指しした上で「一方的な現状変更や、その既成事実化をより一層進展させており、今後の方向性に強い懸念を抱かせる」と表明した】

 名指しするというのは非常に大きい。これも空前絶後。
 これから防衛大学校を巣立った学生たちは、自衛隊の幹部になる。
 幹部という言葉もやめましょう。これ「士官」です。
 防衛大学校も本当は「士官学校」です。
 なぜ「士官」でなく幹部と呼ぶのかというのは、憲法9条があって矛盾があるから。

 士官となっていく人々に、中国を名指しして、しかも南シナ海だけでなく東シナ海、すなわち尖閣諸島で中国が不当なことをできないように、そして戦争にもならないようにしっかり守るのが、自衛隊の役割ですということを、現職の防衛大臣が言ったのは、画期的なことです。

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