産経新聞的ちょっといい話(4)(読者投稿欄より)
2017.03.11 Saturday 03:22
くっくり
【国際刑事警察機構への参加に支援を】
2016.11.8
台湾・内政部警政署 刑事警察局長 劉柏良(59)台北市
2014年の安全度に関する世界ランキングで台湾は2位に選ばれた。
しかし、インターネット犯罪やテロリズムを前に、台湾が良好な治安を維持するには、世界の法執行パートナーと連携するため、国際刑事警察機構(ICPO)への参加を必要としている。
台湾は1961年から1984年まで「中華民国」の名義でICPOの正式メンバーだったが、1984年に政治的な理由で脱退となり30年以上が経過した。
現在、台湾と北朝鮮がICPOから除外されている。
台湾の警察は世界の警察と共同で犯罪を摘発する力量を備えている。
2009年よりこれまで、台湾の警察が海外と協力して詐欺集団、ドラッグ、人身売買などの国際犯罪を摘発した件数は235件に及び、1万2千人以上の容疑者を逮捕した。
これほど台湾の警察が国際犯罪撲滅に貢献しているにもかかわらず、ICPOに参加できない。
16年1〜9月の事例を挙げると、ICPOを通じた照会90件のうち、27件しか回答を得られなかった。
台湾の警察は世界の警察の一員であり、ICPOに参加し、ともに全世界の警察と協力する義務と責任がある。
なによりも、その意欲と能力を有しているのだ。
政治的に敏感な問題となることを避けるため、私たちはせめてオブザーバーとして、毎年の総会に出席することを臨んでいる。
総会参加だけではもちろん不十分ではあるが、活動や会議への参加を通して、各国警察との連携を深め、犯罪に関する情報交換を図りたい。
政治的問題に触れない前提の下、最も基礎的な国際法執行協力の必要性を満たすことができる。
犯罪撲滅は警察の使命と責任である。
どうか、台湾のICPOへの参加を支持していただき、日本のみなさまにも、台湾のために声を上げていただきたい。
image[170311-10taiwan.jpg]
※これは「談話室」内の「アピール」という、一般読者とは別枠の投稿です。基本的に公人(元公人)の投稿で、不定期的に掲載されています。
[7] << [9] >>
comments (6)
trackbacks (0)
<< つるの剛士さん「正論」に登場!「言いたいのは『当たり前に生きるべきではないか』ということ」
リベラル野党『教育勅語』批判のおかしさ&安倍政権の4年を総括(経済)…青山繁晴「虎ノ門ニュース」 >>
[0] [top]