奇跡の長期政権!安倍政権の4年を総括…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2017.03.06 Monday 19:44
くっくり
自民党の中でもそういう声を聞く。トランプさんに近づきすぎだとか、見てきたようなことを言う。
アメリカに尻尾を振るんだと、民進党、共産党、社民党も言うが、今までの思い込みでそうなっている。
違います。
安倍さんにとって、オバマ政権と違って、中国を押し戻す有効な政権になり得るから、トランプさんを励ました。
それがトランプさんの考えと一致したから、(首脳会談前は)あれほど自動車がどうだと言ってきたのに、今までのところ何も言ってないことにつながってる。
中国に方向転換を促すというのができているのかという評価を、逆に厳しくしなきゃいけない。
それはできてないです。
これができるかできないか、この一点が、安倍外交の成否を握ってる。
安倍さんの思い入れ、北方領土奪還のきっかけを作りたいとか、(日韓合意で)間違ったが慰安婦のような嘘を何とかしたいとか、いろいろあるが、最大の評価の眼目は、中国の異常な拡張封じ込め。
それができてない。
根本的に、外交を仲良く話し合うことと思っている人が、(日本では)決定的に多い。
軍事力の裏打ちがあって話し合うことを、外交と言う。
残念ながら、外交という日本語はまだ熟していないところがある。
僕は防衛省、自衛隊で幹部研修をやってきたが、自衛官たちにも防衛省の文官にも言うのは、軍事力は戦争のツールじゃないと。
軍事力が戦争のツールだったのは、1945年8月まで。
人類もミリ単位では進歩してて、外交のツールになってると。
だから、自衛官、防衛省の文官も、私たちで外交をやると。
だから、外務省の軍事力なき外交と、車の両輪で支えないといけないことを分かって下さいと。
それがないまま、安倍外交があの核保有国で膨大な軍隊抱えてる中国を、外交で正当な方向に導くのは、そもそも無理がある。
外交は冷めてないといけない、かっこよくやってはダメ。
そこは再登板後の安倍総理は、別人。
安倍総理は独自の勉強をしていて、外務官僚との関係がまた独特。
総理は、財務省(消費増税凍結で対立した)と外務省と両方敵。
外務省は「違う」と言うだろうが、実際は、たとえば駐韓大使の一時帰国、外務省は1週間で返すべきだと言ったが、安倍さん一人ではねのけた。
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