金正男暗殺と「ふたりの王女」…Tweetまとめ17.02.01〜02.15

2017.02.18 Saturday 01:47
くっくり


 謎が非常に多い事件ですが、情報が未だに錯綜していることもあり、専門家の見解も分かれているようです。

 毒殺なのは確定らしいですが、今言われているVXガスなのか、あるいは別の毒なのか、そこも判然としないようです。
 逮捕された女性2人が工作員なのか、本人らが主張するように素人なのか、そこもまだ不明。

 ただ、個人的には、「男らに『いたずら動画を撮ろう』と頼まれ、100ドルで引き受けた」という供述は不自然な気がします。
 でも、プロだったら、防犯カメラにあんなにはっきり映るようなヘマはしませんよね。

 そもそも、何でこんな目立つ形で実行しなければならなかったのか。
 こっそり殺す方法なんかいくらでもありそうですよね。

 ……などと、私なりにいろいろ考えてたら、2月16日の「報ステ」で、工作活動に関わってきた元朝鮮人民軍幹部がこんな証言をしていました。

「80年代、90年代は北朝鮮の偵察総局工作員が海外に出て自ら手を下した」
 1983年のラングーン事件がまさにその典型。

 また、80年代後半〜90年代は、工作員が直接実行+偽造パスポートで成りすましという手口。
 1987年の大韓航空機爆破事件がそう。

「80年代、90年代のような直接的な実行は、どうしても工作員の身元が明らかになり、国際的な外交摩擦が生じて問題になるので、2000年代以降は方法が変わって、人を雇って殺害する」

 つまり、「嘱託暗殺」。
 今回逮捕された女性たちもこれに似ているというのが、その元朝鮮人民軍幹部の見解でした。

 逮捕された女性のうち1人はベトナム国籍、もう1人はインドネシア国籍、しかもパスポートは本物らしい。
 やはり雇われた民間人なんですかね?

 とはいえ、他にまだいろんな話が出てきています。
 ベトナム国籍の女性の方はもとは北朝鮮出身だとか。
 女性2人の襲撃後は正男氏はまだ元気で、その後立ち寄ったトイレ内でプロの真犯人が毒を盛った可能性があるとか。
 女装した男の北朝鮮工作員とみられる人物の目撃情報があるとか。
 杜撰な計画に見えて、実は綿密にリハーサルを行っていたらしいとか。

 事件の真相が分かるまでにはまだまだ時間がかかりそうですね。
 あるいは永遠に分からないかもしれません。

 あくまで個人的な印象ですが、いま日本や世界で報道されていることは、真相からは全く離れた所を彷徨っているような気もします。

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