【動画付き】青山繁晴さん国会質問〜資源エネルギー調査会(福島原子力災害)〜
2017.02.15 Wednesday 15:50
くっくり
質問時間は40分間。
長いし、今日は仕事も詰まっているので、完全起こしはご勘弁
質問内容だけ紹介しておくと、ざっくり言って、だいたい以下の通りでした。
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(1)福島原子力災害でどんな種類の放射性物質がどれほど環境に出てしまったかを計算することは根っこのことだが、この計算を原子力規制委員会としては未だに行っていない。
事故直後の2011年4月に経産省の原子力安全・保安院がヨウ素131とセシウム137を合わせて、全体をヨウ素に換算して37万テラベクレル、内閣の原子力安全委員会が63万テラベクレルという、いずれも膨大な数値を公表した。
そして翌年3月に原子力安全・保安院はおよそ50万テラベクレルという数字を上乗せした値を公表した。
日本政府が発表した数字はこれが全て。
これら組織はその後廃止され、2012年9月に野田内閣のもとでこの原子力規制委員会が発足。
しかし放射性物質の計算は国連の科学委員会と、IAEA(国際原子力機関)ではその後なされたが、現在の政府機関である原子力規制委員会では未だなされていない。
そして原子力安全・保安院と原子力安全委員会という2つの今はない旧機関による数字が、IAEAの基準に照らして、チェルノブイリ事故と同じレベル7とする根拠になっている。
これは国民が普通にイメージするような実測値ではなく、コンピュータシュミレーションによる推測値。
この数値は条件によってはどんどん大きくなりかねない。
一部学者の中には批判もある。
西村肇東京大学名誉教授が2011年4月に、放射性物質の漏洩は1000テラベクレル程度という計算を明らかにしているが、政府発表の1%にも満たない放射線量。
これと似た計算をされている人は他にもいる。
あまりに数字が違いすぎる。同じ事故の話とは思えない。
原子力規制委員会は改めて放射線量を計算して国民に公表すべきではないか。
(2)レベル7の見直しについて、原子力規制委員会はIAEAと協議すべきではないか。
現在のIAEAの基準ではレベル6以上になると、単に放射性物質の漏洩の数値だけで判断することになっているが、本来は事故の総合評価、放射線障害による犠牲者の有無から始まり、環境破壊などの度合いなども含めて評価すべきではないかとIAEAに問題提起をしてはどうか。
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