“戦う相手を間違えないで!” 中国亡命漫画家が描く「マンガで読む嘘つき中国共産党」

2017.02.11 Saturday 02:06
くっくり



 デモの現場には、新疆ウイグル自治区出身の男性もいました。
 世界ウイグル会議のラビア・カーディルさんが来日し、講演した際に通訳を務めたトゥール・ムハメットさんです。

 アパホテル付近で待ち構えていたムハメットさんは、行動する保守運動代表の桜井誠さんからマイクを渡され、こう語ったそうです(産経 2017.2.6 12:43)。

「中国の官製デモが、この素晴らしい民主国家、アジアのモデルである日本で行われている。こんな素晴らしい国家で、こんなくだらないデモが…」
「1949年の中華人民共和国建国以来、数え切れない殺戮、弾圧、海外侵略を行っています。中国中央民族大学のイルハム・トフティ先生もウイグル人の基本的人権を守るために発言しただけで、無期懲役の判決を受け、新疆ウイグル自治区の獄中にいます。どうしてこの素晴らしい(日本という)国家で、こんなデモをするのか。建国以来、ウイグル人、チベット人に対する虐殺は許されません。私は、この平和な日本で、平和がいかに大切か痛感しています」

 チベット出身のペマ・ギャルポさんも、アパホテルをめぐる一連の問題について、こう述べています(産経 2017.2.8 11:39)。

「今回の騒動で、私が驚き失望したのは、日本の一部メディアと識者、普段は『自由だ』『人権だ』と大騒ぎしている人々に対してだ。
 一部メディアや識者は、中国側の主張を大きく取り上げ、あたかもアパホテルだけに問題があるかのような発信をしていた。中国共産党の手先なのか。南京大虐殺は、朝日新聞の連載「中国の旅」で広まった。慰安婦問題と同様に、徹底的に検証すべきである。
 国会周辺で『言論の自由』や『人権を守れ』と叫んでいる人々も、東京・元麻布の中国大使館前で抗議デモを行うべきだ。他国によって、日本の『言論の自由』が脅かされている。公平公正の姿勢を示すことを願う」

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