「反日だけはカンベン」「自衛隊に名誉を与える憲法に」 海洋冒険家の堀江謙一さん
2017.02.09 Thursday 03:32
くっくり
堀江謙一さんって、お若い方はご存知ないかもしれませんね。
1962年(昭和37年)に、マーメイド号という小さなヨットに一人で乗り込み、兵庫県の西宮〜アメリカ西海岸のサンフランシスコ間の太平洋単独横断航海を成し遂げた人です。
当時はヨットによる出国が認められておらず、「密出国」という形での船出となったことで、物議を醸した人でもあります。
とはいえ、当時は私もまだ生まれておらず、これまで「昔、勇敢にも、一人でヨットで太平洋横断した人」ぐらいの認識しかありませんでした。
単独太平洋横断航海を手記としてまとめた『太平洋ひとりぼっち』(1962年刊)image[]という有名な著書もありますが、タイトルを知っているだけで、読んだことないし…(^^ゞ
image[170209-02taiheiyouBook.jpg]
その堀江謙一さんの話を「WiLL」で読み、いたく感動したので、少し紹介させていただきますね。
堀江さんは1938年(昭和13年)に大阪市港区で生まれ、戦争の末期には大阪府下の箕面村(今の箕面市)で一家は暮らしていました。
1945年(昭和20年)の3月から8月にかけ、大阪市は空襲に見舞われましたが、遠く離れた箕面市にも爆発音や衝撃波が届いたそうです。
そんな経験もあり、堀江さんは太平洋横断中、ミッドウェー島の近くに来た時に、デッキでミッドウェー島のほうを向いて立って黙祷したそうです。
image[170209-03midwayMap.jpg]
[ミッドウェー島は地図の赤丸の場所にあります]
「太平洋ひとりぼっち、ほかに誰もいないんだな」
堀江さんはお母さんを思い出し、坂本九さんの「上を向いて歩こう」をひとり歌っていたら、涙が出て止まらなくなったそうです。
「この海で、多くの海の先輩たちが散っていったのだ…」
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