やっぱり憲法改正せなあかん!「大直言」青山繁晴×百田尚樹

2017.02.04 Saturday 01:41
くっくり


 帯の裏面には、こう書かれています。

 すでに「第三次世界大戦」と覚悟すべきだ──。

 日本国憲法はこのままでいいのか。
 外交に勝つために必要なのは。
 政治家に求められる覚悟とは。
 第三次世界大戦にどう備えるか。
 結論ありきの報道との向き合い方。
 領土をいかにして守るべきか。
 そして、日本人が持つべき、「真の矜持」とは。

 現代日本が抱える様々な問題の本質をえぐる、刺激的対論。

 DHCシアター「虎ノ門ニュース」で行われた対談(2015年8月、2016年1月、2016年4月放送)と、本書のために行われた新対談の内容を再構成したものです。

 新対談の方は、議員会館に百田さんが来てくれて行われたと、1月30日の「虎ノ門ニュース」で青山さんが言っていました。

 全205ページ(まえがき・あとがき・目次含む)のうち、新対談はどのぐらいの割合を占めているかというと…

 2016年8月に亡くなった「むのたけじ」さんの話がp.131に出てきたり、そのすぐ後のp.133に2016年7月の青山さんの参院選出馬の話が出てくる点などから推測するに、新対談は全体の35%ぐらいだと思います。

 具体的に何について議論されたかというのは、Amazonの商品ページに目次が載ってますので、それを見ていただければだいたい分かります。


 保守論客の中でも、特に個性的なお二方。
 基本的に思想は似ているのですが、なあなあでない議論になっています。

 相手の話に疑義があれば、遠慮なくツッコミを入れています。
 1ページ目からそうです。

 百田さんが、

「あえて言えば、戦後50年ぐらいは、理想としては憲法改正すべきだろうとわかっていても、現実的には特に変えなくても不便でもなかったというところがあるんです。こんな言い方あかんのですけど。ところが、この10年、特にこの数年、現憲法ではちょっと国際的に日本は大変な目に遭うということが、もう現実になってきました。……」

 と言えば、青山さんが、

「……本当に、長いこと不備がなかったかどうか、それも考えて欲しいのです。たとえば、石田純一さんは、安保法制反対の集会で『今の世の中、今の憲法で何も悪くないのに、なぜ変えようとするのか』といったことをおっしゃいました。…こういう方の意識からは、拉致被害者のことがスッポリと抜けてしまっているわけです。……わが国は取り返しに行かない。なぜかというと、実は憲法9条の最後の1行に、『国の交戦権は、これを認めない』とあるからです。国は国と戦えない。つまり、相手が国だったら、何をされても戦うな、と定めてあるからです」

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