【現代文】GHQ焚書「敗走千里」より支那軍の実態
2017.01.26 Thursday 02:15
くっくり
「僕は、あの送別会の時言ったろう。中国は今は世界各国の半植民地になっている。どうしても彼らの巣食うている勢力を追っ払わなければならない。わけても日本の重圧は甚(はなは)だしい。第一番にやっつけなければならないのは日本だ――と」(p.87)
中国は現在、まるで日本だけが「侵略者」だったかのように言っていますが、もちろん実際はそんなことはありませんでした。
ちなみに王祥謙の送別会については「日本の官憲の監視下における会合である以上、あまり激越なことは言えるものではなく、それが精一杯だった」と記述されています。
が、陳子明によれば、王祥謙はその送別会で他にこのようなことも言っています。
「中国は軍事、科学、文化、あらゆる角度から見て日本より一足遅れている。だが、それが同じ水準に達した時、日本は決して我が中国の敵ではあり得ない」
「国土、資源、人口の優越する中国は、必ず日本を倒すことができる」
「打倒日本の声は今や中国全土に起こっている」
官憲の監視下にあったわりには、けっこう過激なことを言ってるように私には見えるんですが(^_^;
王祥謙はさらに続けます。
「幸いにして、中国は今や欧米諸外国の同情を得ている。彼らをうまく誘導することによって我々はやがて、自分たちは手をこまねいていて、欧米諸国と日本とを戦わせるのだ。彼らはいずれも野獣に過ぎない。彼らは、我が中国を独占しようと思っていずれかが斃(たお)れるまで闘うだろう。それが野獣の本性だ。そして今はそこへ行くまでの過程にあるのだ。もうしばらくの辛抱だ」(p.87)
ここのくだり、すごく核心突いてますよね。情報戦に弱かった当時の日本は(今も弱いけど)、中国の欧米向けプロパガンダにすっかりやられてしまいましたから(T^T)
しかも日本だけでなく欧米諸国も「野獣」であると。このあたりの記述はGHQの心証を悪くしたかも?
さて、陳子明は王祥謙に「兵卒として戦場に行けば銃殺刑は避けられる」と説得され、結局それに従うことにします。
陳は彼の部屋を出るとすぐに軍服に着せ替えられ、それから1カ月間、猛烈な軍事教育を叩き込まれたのでした。そして彼は王祥謙が指揮する「第十中隊」に配属されます。
ちなみに後日、王祥謙の骨折りで戦線に向かって出発する前に陳子明が父親にだけ会うことが許された際、父親から聞いて判明したことがあります。
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