【現代文】GHQ焚書「敗走千里」より支那軍の実態

2017.01.26 Thursday 02:15
くっくり



 彼等は基本的に食べることと逃げることしか考えていません。
 が、ラブストーリーなんかも織り込まれていて(しかもやや過剰に感じるほどに)、なるほどこれは「小説」だなという感じがしました。
 省略しましたが、女性に関しては「李芙蓉」の他に、陳子明が日本に残してきた思い人「秋子」も回想の中で登場します。

 慰労隊なる女性たちが存在したのはもちろん事実でしょうし、「李芙蓉」という名で登場する慰労隊の女性を上官らが「取り合い」して内紛になっていたのもたぶん事実なんでしょう。
 が、果たしてその李芙蓉が陳子明(=陳登元氏)と本当に恋仲になったのか?については大いに疑問が残る!?(^_^;

 とにかく読み物として大変面白く、また文章も平易で、これなら当時3万5000部売れたという話にも納得できます。

 で、結局、GHQはどの記述が原因でこれを「焚書」にしたのか?

 中国軍が自国で掠奪や暴行を繰り返したり、便衣兵になったり、とにかく野蛮だったという記述?
 欧米列強も実は侵略者だったという記述?
 日本軍がめちゃ強く、しかも人道的だったらしいという記述?
 蒋介石はじめ中国軍首脳部を批判した記述?

 おそらくどれもGHQにとっては不都合だったんだろうなと思います。
 が、一番大きな理由はこれらを記したのが「加害者」である日本人ではなく、「被害者」つまり戦勝国民である中国人(陳登元氏)だったからじゃないだろうか?という気が私はしています。

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 以上、2009年8月にUPした「GHQ焚書「敗走千里」より支那軍の実態」を現代文に直したものを、当時の私の雑感とともに再掲しました。



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