沖縄に改めて思いを馳せる 「ぼくらの哲学」

2016.12.24 Saturday 01:27
くっくり


 だから1回でも抜けてしまうと、話が分からなくなったりします。

 実際、毎月読んでいる私でも、先月の話を覚えてなかったりして(^^ゞ
 で、わざわざ前号を出してきて確認したり。
 その点、まとめて読める単行本はやはり有難いですね。


 本書の主たるテーマは、沖縄をめぐるさまざまな事柄です。

 仲井眞前知事とのやりとりも収録されていますが、2014年の知事選で翁長さんではなく仲井眞さんが再々選していたら、普天間飛行場の移転ももっと前進していたろうに、と、残念でなりません。

 青山さんによれば、翁長現知事は掛け値なしに中共の傀儡知事です。

 時々忘れてしまうのですが、青山さんはもともと辺野古への移設には反対なんですよね。
 移転先を辺野古にしたのは、要はアメリカの都合であり、県内に他に候補地が見つかるはずだと。

 但し、決まった以上は辺野古移設もやむを得ないと考えておられます。
 国家間ですでに約束を確定したことだからと。

 お隣の国のように、国家間の合意を簡単に覆すような国になってはいけないのです。

 沖縄についてもう一点言えば、天皇皇后両陛下に白梅の塔(沖縄県民にすら忘れられた存在)へ行幸啓いただけないだろうか…というくだり。

 これは、単行本『死ぬ理由、生きる理由』や、関西テレビ『アンカー』でも取り上げられましたが、「今日的意味を探るために」、本書ではさらに丁寧に記録されています。

 天皇陛下は「『人のために大きく生きる』ことのお手本」であると青山さんは言います。

 私たちのあずかり知らぬところで、陛下は民に尽くされている。
 突きつめて言えば、まさに民のためにのみ生きていらっしゃる。

 ほとんど報道されることのなかった、天皇皇后両陛下の白梅学徒看護隊への御高配。
 この話は、何度聞いても胸が温かくなりますし、涙腺がゆるみます。
 天皇というご存在を戴く国の国民に生まれて、本当に幸せだと感じます。

 また、若き頃の青山さんと白梅の塔との出会い。
 この話も何度聞いても心が震えます。
 偶然とは思えない、まさに運命的な出会い。

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