防衛省初の衛星・二島戻っても主権はロシア?・領土問題で天気予報 青山繁晴×ケント・ギルバート「虎ノ門ニュース」
2016.11.28 Monday 17:41
くっくり
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(1)防衛省初の衛星打ち上げへ 南スーダンでも活用
一般的にはあまり報道されてないと思うが、すごく大切なニュース。
多目的と言っているが、国際基準で言うと、偵察衛星。
かつて日本ではアメリカとは対照的に、「宇宙の平和利用」という言葉でもって、要は、日本だけ権利がないのだと。
日本だけが宇宙を安全保障のために活用することができないのだと。
憲法の定めや、一度戦争に負けただけでずっと頭を下げてろということで、この体制は崩れないと思われていた。
しかし北朝鮮がテポドン、当時はボロミサイルだったが、それを打ち上げて、それまでのノドンと違って、日本を飛び越して太平洋に落ちた。
それで世の中変わって、日本も偵察衛星を打ち上げて良し、になった。
内閣、あるいは内閣府に衛星情報センターがあって、あくまで防衛省とは切り離してたが、それが今回、防衛省、自衛隊のための衛星打ち上げられる、に話が変わった。
いくつか重要な意味がある。
日本では何かあると、それまで言ってた話が全部ひっくり返る。
と同時に、はっきりとこう変わりました、憲法とこういうふうに矛盾しますと、内閣もメディアも明示しないので、変わったことが何となくずるずる行くという、私たちの社会の根深い問題。
これはあくまで通信衛星。
偵察はやりません。能力がないです。
通信だけでも非常に大きいんですが、今後、当然ながら防衛省、自衛隊が直接管轄できるところの偵察衛星も打ち上げるべき。
そのためには、こういうふうにずるずると、国民によく問わないままやるんじゃなくて、なぜ宇宙の安全保障の利用が必要かということをちゃんと説明するきっかけにしてほしい。
僕もいま議員だからその責任がある。
今後、部会などでも問題提起していきたい。
もう一度よく考えていただきたいのは、中国が間もなく宇宙ステーションをつくろうとしている。
「宇宙の平和利用」と言うが、たとえばソ連が一番最初に有人宇宙飛行をやって、アメリカは月に行った。
宇宙はこんなに平和に利用されてますとしか僕らは教わらなかった。
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