トランプ・プーチン(北方領土)・横須賀基地課外授業・駆け付け警護・朴槿恵“共謀”…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2016.11.21 Monday 16:53
くっくり



 共同通信の記事は何を言いたいのか分からない。
 結局プーチンさんとのペルーの会談は良かったのか困った方向なのか分からない。
 やっぱりどっちかというと、ロシアは経済協力がやりたいからそれに合わせてるんじゃないかと。
 どう考えたらいいのか。

 領土のことはひと言も言ってないが、ひと言も言ってないとは書いてない。
 安倍総理は、「解決へ道筋は『見えてきてはいる』」「『簡単ではないが』」。
 キャップも現場の記者の判断に迷って、中間的に書いた。

 これは見事に、珍しく日本の報道が分かれてる。

 NHKは、「安倍総理の言いぶりが変わった」と。
 NHKが暗示してるのは、前は上手く行ってると言ってたのが、今回は難しいんだと強く示唆してる。

 産経新聞は、基本的には上手く行ってると、長門会談に期待が強まってるみたいなことを一面で書いてる。

 朝日新聞は、ちょっとずるくて、プーチンさんとは書かずに、ロシア側は共同経済開発を持ち出したと。北方領土はロシアのもので何も変わらないので、そこに日本は投資して良しと。
 日ロでたとえば自動車工場を、とは書いてないけど、つくって良しと。
 ということをロシアが提案して、日本は困ってると書いた。
 産経新聞は、ロシアがそういう提案したってことはひと言も書いてない。

 事実は何かというと、出たんです、この話は。僕のルートで確認したところ。
 朝日に書いてないことも含めて言うと、プーチンさんの側から国内の情勢について説明があった。

image[161121-04abePutin.jpg]

 プーチンさんの岩盤の支持層は悪質。
 ロシアというかソ連そのものと言ってもいい。
 ソ連共産党を否定して、エリツィンさんが大統領やって、エリツィンさんが事実上後継指名してプーチンさんになった。
 ソ連が解体して民主主義になったかというと、そんな生やさしいものでなく、いわばツァーリの時代から続いてるような既得権益が生きのびて、それから共産主義の顔をしたり、今は民主主義の顔をしたりすると。

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