青山繁晴さん国会初質問〜経済産業委員会(JOGMEC法改正)〜

2016.11.10 Thursday 15:04
くっくり


世耕弘成経産大臣
「このメタンハイドレートについては、青山委員は大変専門家でいらっしゃって、独立総合研究所社長としてですね、私も一議員として何回も、青山委員からレクチャーを受けて勉強させていただいてますので、ま、かなり、議員の中ではメタハイについては詳しい方だと思ってますし、今ご指摘のあった太平洋側というのはまさに私の地元の和歌山の沖合でですね、この砂層型メタンハイドレートの研究が進んでるわけであります。メタンハイドレートいろいろ、技術的な課題とかまだまだありますけども、やはりこれをいつでも日本は利用できるんだぞと、そういう技術を確立してるんだということをやはり、きちっと世界へ伝えていくことがですね、天然ガスとか石油に対する、ま、価格交渉力をつけるとかですね、そういう意味でも非常に重要だというふうに思ってます。で、砂層型メタンハイドレートの方がちょっと少し先行して進んでおりまして、今年度中には第2回目となる海上での生産実験が実施をされるわけであります。一方で今ご指摘の表層型メタンハイドレートについては、少しスタートは遅れましたけれども、平成25年度から27年度の3カ年で、ま、資源量の把握のための調査が実施をされました。で、その結果ですね、表層型メタンハイドレートが存在する可能性のある、今おっしゃってた、その煙突状になってる、ガスチムニー構造と呼ばれる海底の地形をですね、1742カ所、確認をしたところであります。で、1カ所において資源量を試算したところですね、ま、一定の幅を持つ値ではありますけども、メタンガスに換算をして約6億立米、ということは、我が国の天然ガスの消費量の約2日分に相当する、メタンハイドレートの存在が確認をされたわけであります。ただですね、そのどうしても表層型の場合、ガスチムニーごとにこうハイドレートの、メタンハイドレートの分布が異なるとかですね、あるいは、どうやってこう回収するかという手法がまだまだ、確立をされていないとかですね、いろいろまだ問題点がありまして、エネルギー資源としての有用性を、何か方向性をもって今、決めていくのはまだちょっと早いかなというふうに思っております。国としては資源開発の可能性を見極めるために、提案公募によるですね、回収手法に関する調査研究も開始をしたところであります。で、まあ、その先にはですね、今、委員ご提案のようなミニ発電所ですとか、それで公営バスを走らせるなどというアイデア、これは非常に興味深いというふうに思いますし、ま地域からの期待があるということは私のところにも、そういった希望、期待は寄せられているところであります。ま、よく技術面、経済面でのハードルを上手くこなしながらですね、ぜひ、最初は小さな形かもしれませんけれども、民間企業、大学、自治体も含めてですね、いろんな英知を結集して、できるだけ早く、少しでも、ま、小さな形でもいいから、実用化が進むようにですね、調査研究を、開発を、加速してまいりたいというふうに思っております」

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