日米安保条約適用外になっても北方領土返還を優先!? 青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2016.10.31 Monday 17:03
くっくり
もうちょっと幅広く言うと、たとえば、まさか日ロ安保条約っていうのを、結ぶわけにはいかない。
これ結べって言う人がまた国会議員に現れそうで、思わず事前に僕はニコニコしちゃったんですけどね。
別にバカにして笑ったわけじゃなくて。
そういう無茶話が出るのが日本の国会で、しかも予算委員会だから。
(国会で)よく眠くなりませんねと言われますが、正直、とんでもない愚劣な質疑もあるから、思わず目が覚めちゃうわけです。
ここまで愚かな話するか、前提が違うだろ、みたいな。
日米安保条約があるんだから、日ロ安保条約があってもいい、なんて言う人、絶対出てきますよ、国会の中に。
そこまで行かなくても、たとえばもっと幅広く、国連にも登場願って、国際管理状態にするとか、ね、言いそうでしょ?
(居島一平:同意)
自民党の中はあまりいないけど、ゼロではない。
野党の人と話してると、こういう話を立派な主張のようにおっしゃる方がいるわけですよ。
(居島一平:PKOの時も出ましたもんね。自衛隊丸ごと国連の管理下にとか)
出ましたどころじゃなく、重鎮で言ってた人もいましたから。
今でもそう言ってる人いますよ、あきらめてない人は。
で、そういう奇妙なことを国土の中に導入すると、拉致被害者を救出できないだけでも国家と言えないけど、日本国はガタガタになって、そして、ご譲位の件も含めて、皇室に課題が浮上していくと、もうほんとに国家の根幹が揺らぐんですよ。
これはやっぱり百年交渉を覚悟して、国家を解体してでも目の前で解決しようとする…、と言っても、71年間奪われたままですから、島民の方々、もうご健在な方も少なくなってますから、いつも言ってるように「元島民」と言うのやめましょうね、今も島民ですから、緊急避難されてるだけなので、それを考えると百年交渉っていうのは安直に言えないけども、しかし百点の答えはないので、国家の根幹を揺るがす答えに走ってはいけないと思います。
これは僕の意見です。
それを主権者、有権者がどのように反応されるか、この1カ月半が勝負です。
常識で言うと、12月15日の長門市の会談でそんなに進むわけがないと。
進むわけがないと言うのも分かるけれども、実はこういう、日米安保条約を適用しないようにしましょうっていう、一番根っこに関わる重要なことだけは、安倍さんとプーチンさんの、通訳だけの会談で合意する可能性はあるんです。
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