日米安保条約適用外になっても北方領土返還を優先!? 青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2016.10.31 Monday 17:03
くっくり
(1)政府「安保条約適用外検討 返還後の北方領土」
※共同通信によると、日本政府が返還後の北方領土に関し、日米安全保障条約の適用対象外とする案を検討していることが分かった。複数の日ロ関係者が29日、明らかにした。米国の軍事動向を警戒するロシアに配慮することで、北方領土交渉を進展させる狙いがある。関係者によると、ロシアはこれまでの政府間交渉で、色丹島と歯舞群島の引き渡しを定めた1956年の日ソ共同宣言の有効性を認めた上で、米軍が安保条約に基づき両島に駐留する可能性に触れ、懸念を伝えた。日本側は領土交渉におけるロシア側の条件と受け止め、残る択捉島と国後島も念頭に、条約の適用対象外とした場合の国内外への影響について研究を続けている。ただ、実際に安保条約の適用対象外を目指す場合、米国が反発する公算が大きく、対米説得が最大の課題になる。
共同通信の特ダネ。
事実とするとすごく重大な話。
簡単に言うと、日本の領土の中に、日米安保条約で守る所と守らない所があると。
ひと言で言うと、誰が考えても、むちゃらくちゃら。
たとえば東京は日米安保条約で守る。
そして北方領土がもし返還されて、島民の方々が戻られてそこに住まれた場合、日米安保条約は適用しない。
じゃあどうするのか?
日本国憲法は適用するんですよね?
そうすると武力の行使も、威嚇も、陸海空軍の保持も、その他の戦力の保持も、国の交戦権も認めないと。
でもアメリカ軍に守ってもらうのもやめますと。
じゃあどうするんですか?
答えは1つしかない。
ロシア軍に守ってもらうことになるでしょ。
このニュースの根っこはそこにある。
非常に重大な事態。
僕は共同通信にいつも厳しいこと言ってますが、これはよく取材してると思う。
つまり僕のインテリジェンスから得てる情報で、同じじゃないが、これに近い話があるから。
前から僕は懸念と言ってきたのは、安倍総理の「新しいアプローチ」。
安倍さんがそうしようとしてるってことじゃないが、密室の交渉の中で、テーブルに乗っかってるのは事実。
交渉事だから日本の手の内さらすようなことは、僕は言いません。
が、共同通信がこうやって出してしまった。
その裏には、記者クラブの発表に頼らない取材があったのは事実だと思うから、そこは評価します。
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