ドゥテルテ大統領・沖縄ヘリパッド抗議・核禁止決議に不賛同・北方領土問題のポイント 青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2016.10.27 Thursday 16:57
くっくり


 前から申してます。
 但し、僕はいまの日本の核保有には反対で、右からもバッシングを受けてきた。

 日本は核についても検討する権利があるということを、僕は言ってきた。
 いまは特に、北朝鮮がSLBMを持ち、日本の排他的経済水域に、日本国民の漁家が操業している所に、少なくとも3発のミサイルを撃ち込んできて、その弾頭に核兵器をもう載せようとしてる。
 その時に日本が、自らの核を持つ権利を放棄するような条約に、賛成はできないし、棄権もおかしいと思う。

 僕は非人道的な核兵器に永遠に反対だが、同時にアメリカの傘に入って、中国の核と向かい合ってきたのは事実。
 でも、そのアメリカから抜け出ていかなきゃいけない。
 僕自身、日本の核保有について新たな検討は絶対しなきゃいけない。
 国会も官邸も、検討して、防衛省に降ろしていく。

 棄権というのに外務省は傾いてる。
 もう世界が全然壊れてる中で、いままで通用してたその場しのぎ、ごまかしよりも、核を使いかねない国が喜ぶような条約とか、あるいは日本の固有の権利、持つのも持たないのも日本国民が決定することだということを、堂々と主張すべきだと思う。


(4)核禁止決議案 米がNATO諸国に反対要求

※共同通信によると、2017年の「核兵器禁止条約」制定交渉開始を定めた決議案に、米国が採決での反対投票と交渉不参加を強く求める書簡を北大西洋条約機構(NATO)諸国に配布したことが分かった。米国など核保有五大国が条約反対のロビー活動を展開する中、同盟国に配布した書簡内容が明らかになるのは初めて。

 記事の最後、「国連の外交関係者によると、米国の核の傘の下にある日本にも決議案について同様の圧力がかかっているということで…」と書いてある。
 要するに、これはけしからんというニュアンスになってる。
 日本はアメリカに反対と言わされそうなんだと。

 もうこの考え方自体が、まるで冷戦時代みたいな考え方で、アメリカに守っていただいてるんだから、これからもずっと守ってもらうんで、アメリカの核の傘があるから、アメリカの言うこと聞かなきゃいけないんだと。

 僕がいま申し上げたのは逆で、アメリカが壊れていき、日本は自分で、日本とアジアのことを守り、民主主義と自由を守り、私たちの国益をフェアに守ることをやらなきゃいけないという意味の反対をすべきだと。

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