ドゥテルテ大統領・沖縄ヘリパッド抗議・核禁止決議に不賛同・北方領土問題のポイント 青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2016.10.27 Thursday 16:57
くっくり


(1)南シナ海「法の支配」確認 日比首脳

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※共同通信によると、安倍総理は昨日(10月26日)、フィリピンのドゥテルテ大統領と総理官邸で会談し、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の問題に関して、「法の支配」の重要性や、国際法に基づき平和的に解決することで一致した。会談後の共同記者発表で安倍総理は、南シナ海問題について、「地域の平和と安定に直結する、国際社会全体の関心事項だ」と指摘した。これに対し、ドゥテルテ大統領は、「フィリピンと日本は、民主主義や法の支配の価値観を共有する」としたうえで、平和的に解決するという価値観のもとに、緊密に協力する」と述べた。この他、会談で安倍総理は、アジア太平洋地域の平和と安定には、アメリカの関与が必要だとして、アメリカの批判を繰り返すドゥテルテ大統領に、融和と関係修復を呼び掛けたとみられる。

 このニュースをひと言で言うと、 フィリピンの大統領が、平時にこれほどまでに注目されるのは史上初めて。
 確固たる意思を持って暴れ回っているが、安倍さんの前でだけ、借りてきた猫みたいに静か。
 コロコロ変わるのが特徴で、みんな「フィリピンのトランプさん」と言っているが。

 共同通信の記事ですら、こういうニュアンスになる。
 前の大統領の時代に、常設仲裁裁判所に提訴して、中国に極めて不利な採決が出た。
 それをドゥテルテ新大統領が訪中し、習近平さんと会談した時などに、こんなのは事実上棚上げだというようなことを言った。
 ところが安倍総理との会談では、安倍総理に促されてのことでもあるが、事実上有効だってことを言った。

 これ僕はいろんなところで確認したが、間違いない。
 日本の外務省が適当に都合良くブリーフィングしたわけではない。
 外務省は時々それをやる。
 中韓やアメリカの利益のためにやることが多く、それが一番困ったこと。
 だが、今回、世界の中で、日本に対してだけ敬意を払って、こういう態度をドゥテルテ大統領がしたというのは、外務省のブリーフィングは、僕のルートの中でいろいろ確認しても、事実です。

 安倍さん自身も、内輪の会合などでは、長期にわたって安定して総理をやると、何よりも外交で有利になると。

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