青山繁晴×有本香 安全保障・憲法改正・拉致問題 「虎ノ門ニュース」
2016.09.29 Thursday 16:53
くっくり
敗戦だけが原因ではなく、大日本国帝国憲法、統帥権も何言ってるのか分からない、特に和平を結ぶ権限者が誰なのか分からない憲法を、一字一句変えてない。もともと私たちは、お上からの上意下達、これだけ長い歴史がある国なので、バラバラにならないために上意下達は必要なことだったが、その欠陥を自覚しなければ。
子供の時、9条を信じた。ところが、親戚のおじさんにたまたま自衛隊の見学会に連れていってもらった。2項の「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と矛盾するので、おじさんに聞いたら、おじさんはアワワ…となった。もう一回よく読んだら、「その他の」とある。「その他の」と書いてはるから、これ全部あかんやん。お袋にも聞いたら、答えがない。
「国の交戦権は、これを認めない」。子供心に、相手が国だったら何もでけへんという意味だろと。じゃあどうやって守るねんと。このことは日本人がほとんど感じた瞬間はあると思う。学校の先生でも。だから日本社会の同調圧力というのは言語に絶する。ケント・ギルバートさんのような知日派でも、それは実は分からない。(有本「そうだと思います」)
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※この後、有本さんが「憲法9条をまず改正すべき」という話を。青山さんもそれに賛成。そのうえで…
★青山繁晴さん
安倍政権は、前は96条を変えると言い、いまは緊急事態条項だと。緊急事態条項を入れても、防衛出動をせっかくかけても、軍法がないので、正当防衛以外は自衛官ができないことに変わりはない。現在と同じか、下手をすると悪くなる。回り道のように見えるが、前文と9条を変えないと話にならない。
どうしてもと言うなら、9条の2項の最後、「国の交戦権は、これを認めない」を削除するだけでいい。9条の他の箇所も無茶苦茶だが、とってつけた解釈で自衛隊はOKとなってるから。
問題は軍法がなく、市民社会のルールなので、相手が撃ってからでないと攻撃できない。尖閣諸島の上で中国空軍が音速超えて飛んでくるのに、どうやって正当防衛を発揮する時間があるのか。だから「国の交戦権は、これを認めない」を削れば、機能する。ポジティブリストをネガティブリストに変えることができる。
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