北方領土・蓮舫“二重国籍”など 青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2016.09.08 Thursday 17:32
くっくり
(4)自民 TPP対策・農業改革の議論再開
安倍首相TPP参加後押し ASEANに呼び掛け
小泉進次郎農林部会長を安倍さんがあえて留任させた。
一番辛い現場で鍛え上げる意味もあるし、重い課題を押し付ける意味もあるし、最近の非常に巧みな厳しい安倍人事の一環。
TPPについて秋の臨時国会でこれを実際にやりましょうという法律を通すことになって、僕は自民党議員として当然賛成を迫られる。苦しむことになる。
TPPの基本的なあり方について、たとえば貿易自由化は積極賛成だが、但し、太平洋のやり方は日本が中心になって決めるべき。
むしろTPPはアメリカ主導の中に日本が入れてもらうってアイデアだったので、日本から提案すべきだってことで、僕は基本的に反対を示した。
自民党の部会を見てると、要は、TPPの課題を、農業問題に意図的に話を収斂させようとしている。
今までの日本農業はお荷物と貶めたうえで、TPPで困るから助けてあげようとすり替える話。
TPPは対中外交の一環。
中国はASEAN諸国に徹底的に手を入れてて、ASEAN諸国を取り込んでしまう政策をものすごくお金を使ってやってる。
TPPを、日本がリーダーシップを持って使えば、ASEAN諸国に十分利益になるってことを安倍さんは言おうとしてる。
中国に頼らずとも、自立して、経済成長する鍵になりますよと言ってる。
この部分は僕も認めます。
しかし、だからと言って、アメリカがのしかかってきて、官民一体となって、日本政府や日本企業を貶めるような訴訟があることは、黙って見過ごすわけにはいかない。
臨時国会始まる前に予め申しておくと、僕にとっては普天間移設問題と似ている。今も辺野古移転は反対だが、国家間の約束として受けざるを得ない。
国家間の約束を実行すること、つまり法案に賛成を投じることはもう避けられません。
だからといって、農業問題に絞り込んだり、あるいは、対中で有効だから何もかも認めろということには、絶対僕は賛成しない。
あくまでも腐った自民党の中で違う意見を申し上げていく。
次期アメリカ大統領候補が2人とも、TPP反対だと言ってる。
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