2006.11.27 Monday 15:23
くっくり
米国で人気があったラジオ番組「マーチ・オブ・タイム」を参考にしたとみられ、爆撃音や悲鳴などの効果音やクラシック音楽を使う演出は、それまでの日本のラジオ番組にはなかったという。
終戦直後の日本で「真相はこうだ」が、GHQの思惑通り受け入れられたとはいえない。
「グロテスクでおどろおどろしく、子供だましという印象だった」
北海道岩見沢市で敗戦を迎えた東工大名誉教授、芳賀綏(七七)の脳裏には、十七歳で聞いた「真相はこうだ」第一回の印象が焼きついている。
ラジオ好きの芳賀は新聞の予告記事で新番組が始まるのを知った。しかし、何回も聞くうちに大げさな内容、演出にばかばかしさが募ったという。
芳賀は「とにかく終戦時の日本は間違っていたというキャンペーンばかりで、GHQがやらせていることはすぐに分かった。戦場から帰った人も実感した戦争とあまりにも違う荒唐無稽な番組と思っただろう」と語る。
(中略)
同番組は、「虐殺数二万人」と放送したが、亜細亜大教授、東中野修道は「南京在住の欧米人が南京陥落後に戻ってきた米大使館員に話したという根拠のない数字のことだろう」と言う。
東中野は、文筆家が「これが真相だよ。南京から掘り出されたアメリカ宣教師の撮ったニュース映画を見ればよくわかるよ」と、「虐殺」の根拠をあげる場面も「全くのうそ」と否定する。
「米国人のマギー牧師が十六ミリフィルムで当時の南京の様子を撮っており、米国立公文書館に所属されているが、虐殺シーンは写っていない」
(中略)
「真相はこうだ」制作にかかわり、後にNHK専務理事になった春日由三は、「不成功に終わった占領軍時代の代表的なものだ。この番組に対する聴取者の抵抗が予想以上に激しく大きかったのを見て、私は日本人の愛国心というものに頼もしさを覚えた」(「体験的放送論」)と書き残した。
だが、GHQは「真相はこうだ」の“失敗”に学び、さらに巧妙な「情報戦」を仕掛けることになる。
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