北の潜水艦ミサイル・元慰安婦支援10億円拠出・『シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い』など 青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2016.08.25 Thursday 19:00
くっくり


 10億円の使い途について、政府は、日本側は、医療や介護目的を想定していて、財団は元慰安婦や遺族に対し、癒し金などの名目で現金を支給することも検討してますと。

 これ、日本国民はさっと頭通り抜けていくけど、ちょっと引っかかる人もいると思う。
 つまり、日本政府はこう言ってるけど、韓国がつくった財団は違う話をしてるんじゃないかと。

 そこは何の解説もなくスッと行ってる。これは日本の慰安婦報道の特徴。
 考えるきっかけをつくるために報道してるはずが、何か、かわしている。
 報道がかわして、どないすんねんという記事。

 日本政府は医療や介護目的を想定していてというのは、村山政権の時のアジア女性基金、これは寄付金で運営して日本国民の税金を使うわけじゃないという建前になっていた。

 去年12月28日の日韓合意ができてしまう2日前、安倍総理に直接電話をして、「合意には反対です、特に国民の税金から10億円拠出は許せません」と申し上げたら、当時の安倍さんは、「アジア女性基金だって国民の税金から出してるから」という答え。

 基本的にはアジア女性基金は寄付でやったが、しかし医療、介護…。

 元慰安婦って方々は自称。
 年齢が合わないんじゃないかという話が何度も出てくるが、検証されない。
 人道のため、ご本人がそう言うなら検証せずに信じましょうとなっているが、日本の名誉のために検証しなきゃいけないが、ほとんど検証されないまま。

 高齢になってるから、医療、介護、そこの部分はということで、5億円をはるかに超えるお金を日本の税金から出してきた。
 それを安倍さんは言ってて、新たな合意でお金出しても、そんなに無理な新しいことをやるわけじゃないという反論をなさった。

 僕はそうではなくて、今回はアジア女性基金をさらに一歩、何と言うか、嘘の方向に押し進めてる。

 アジア女性基金について総理が言われるのはその通りだが、でも中心は寄付金で、税金はアシストだった。
 でも、今回は、まんま国民の税金で、しかも日本側がこれでお終いと言っても、韓国がそうなるはずがない。
 仮に朴槿恵政権の間は何とかそうであっても、その後の政権は?

 だから今回、国民の税金で払いますと言ってること自体が問題であって、(慰安婦問題自体が)嘘だってことが、朝日新聞も、ほんとは反省してないが、吉田清治の嘘から出た話だという部分は事実上訂正した。

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