陛下のお言葉の変化を報道しないメディア・バイデン憲法発言・中国の尖閣領海侵入など 青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2016.08.18 Thursday 18:09
くっくり
中国が焦って尖閣諸島で無茶をすればするほど、今の憲法では守れないんだってことを国民に分かってもらえると。
安倍さんは一言もそんなことは言ったことがないし、非公式の場でも言ったことはないが、正直伝わってくる。
僕は安倍総理とは世界観と政治観が違う。
安倍さんはたとえば日韓合意だったら、朝鮮有事を心配するアメリカに恩を売れると。
安倍さんは英霊の名誉を、あるいは私たち日本国民の現在の名誉を犠牲にしてでも、アメリカ大統領や軍に恩を売ることを優先させた。それが政治だと考えておられる。
僕はその考えは、違います。たぶん生きてる限り。
どう違うかというと、政治というのはたとえば、国民が自分の国を分からなくなる、信頼できなくなるということを外してしまうと、どんな目の前の利益があっても、それは政治を誤るという考え方。
現実だとか理想だとか、そういう話じゃなく、基本的な世界観の差。
でも安倍さんはそういう考え方で、ひとつは中国の無法が憲法改正のきっかけを作ってくれるのに、たとえば尖閣諸島に一時的に偽装漁民、武装訓練を受けた特殊な漁民を上陸させることはあっても、しかしそれで尖閣を完全に自分の物にしたりは、なかなかできないだろうと。
だから中国側が得る物は本当は大してないのに、日本側は得る物があると。
前にも言ったように(先週の放送参照)、中国は紛争をつくろうとしている。
日本は自衛隊を出せないから外交交渉になる、それを中国は狙ってるから、その中国の手のひらに乗らないことだと安倍さんは考えてる。
但し、だからと言って口だけの抗議にしてる現状は、僕はおかしいと思ってます。
自衛隊の出動をすぐやるべきだとは思ってないが。
口だけ抗議もこれだけ重ねても効果ないから、動かざるを得ないっていう状況をたぶん安倍政権は作ろうとしてるんですが、その前に、不法占拠がたとえば竹島でも行われていて、8月15日に韓国の議員団が行くことを許してしまった。
あれも口の抗議だけだった。
同じ過ちを繰り返してはいけないってことを、もっと謙虚に安倍政権は考えるべきだと、僕は思ってます。
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