陛下のお言葉の変化を報道しないメディア・バイデン憲法発言・中国の尖閣領海侵入など 青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2016.08.18 Thursday 18:09
くっくり



 靖国神社と長年論争してきた。その時々の宮司さんと。
 官軍だけお祀りしてるのは本来の日本の伝統に反する。
 中国や諸外国と違って、日本は亡くなればみな神様、仏様。
 それは私たちの平和の根幹。西洋の言う平和と違う。日本なりの戦争観、平和観がある。

 賊軍を入れないのは違う。鎮霊社だけでは足りない。
 プロの神官の方々は、考え違いだと言う。それは分かる、僕も勉強してるから。
 でも祀られる人々は神官じゃなくて普通の人たち。鎮霊社に鳥居がないと、違う地位に置かれてると思う。

 この道を「天皇制打倒」とか言う人達がデモをしていたり、日本の警察官が守るという悲しい光景。
 しかし、ここの気配は8月15日も他の日も変わらない。

 それを横切る形で武道館(全国戦没者追悼式)へ行くと、テレビ中継と何が違うかというと、充ち満ちてるものが全く違う。

 お姿は拝見できなかったが、両陛下がそれを受け止められておられるのは強烈に伝わってくる。
 総理や衆参両院議長など追悼の言葉を述べられる方々も感じていると思うが、両陛下がいらっしゃるあたりから伝わってくるものは重みが違う。

 このニュースの一番大事な部分は、共同通信も朝日新聞も強調してるのは、安倍総理は今までの総理と言葉が違う、不戦の誓いは言っても、加害責任や反省を言わないんだと。
 記事としては、安倍は右翼だと言ってるに等しい。

 一方で陛下はちゃんと「深い反省」と言われるんだと。
 だから総理と陛下で食い違っていると、はっきり書いてはいないが、例年そういう書き方。

 僕が一番驚いたのは、安倍総理は去年一昨年と同じだが、陛下は明らかに変えられた。
 共同や朝日の記事ではさっぱり分からないが、去年2015年の陛下のお言葉と全然違う。

 「深い反省」の前に去年のお言葉では、「先の大戦」という言葉があった。
 今年はわざわざ省かれていて、それから他の部分も、去年は、国民は平和をずっと願ってるんだというご主旨の言葉が強調されていたが、それも削除されていて、簡潔な形に戻してらっしゃる。

 去年、日本のメディアの大半は8月15日の陛下のお言葉は、安倍批判だと。
 改憲に走る安倍総理に対し、深い反省をしてるんであり、国民はずっと平和を願ってるんであり、ということをしきりに強調した。

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