尖閣周辺の中国船の狙い&“ご譲位”が外国勢力に使われる可能性!? 青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2016.08.11 Thursday 16:38
くっくり
そして1970年代初頭に突然、中国が尖閣諸島は古来から自分の物だったと言い出した。
問題は、記録が全部残ってて、たとえば1960年代の半ばに、つまり国連の報告書が出る直前に、中国の公式な機関紙である人民日報に、沖縄人民頑張れっていう記事が出てた。
祖国復帰前の沖縄。中国は反米運動の手助けするために、沖縄人民頑張れって言っていた。
その時に沖縄は日本の物なのに、アメリカが勝手なことしてると、人民日報は主張して、そこに地図が載ってて、尖閣諸島の西側に線(国境線)が引っ張ってあって、これは日本だと。日本なのにアメリカが支配してるのはけしからん、沖縄人民頑張れって記事が載った。
もちろん中国国内では(地図は)抹殺したが、あえて言えば古本屋にある。儲かるから(笑)。独裁国家が粛清した人間を画像処理で隠すように、似たようなことをやってるんだが、隠しきれない。人民日報はものすごい発行部数だから。
全部を消すのは無理なので、したがってこの弱点は、中共はしたたかだからこそ、これはまずいと思ってる。
したがって、彼らはこの過去は消せないので、どうするかというと、「いや、新たな領土紛争が起きたんです」と。だから船を入れてきて、日本国民の怒りを爆発させて、海上自衛隊が出てくるようにしたい。
我々はすでに「いずも」のような実質的な空母を持っている。ヘリの運用能力も非常に高い。「いずも」は中国にとって脅威。
国民の議論として何で「いずも」が行かないのかと。僕もいち国民としてそう思う。でもチャイナはそれを待っている。
推測ではなく、国会議員になる前から海外自衛隊の基地を何度も訪ねて、最前線の人たちと協議してきたが、彼らも、チャイナは我々が出てくるのを待っていると。
自衛隊も、必要な時は動かなきゃいけないと思いつつ、戦術・戦略の基本として、相手の手のひらに乗っけられた状態で、「いずも」や潜水艦を出すというような愚かなことはしないと、海自の指揮官たちは言っていた。
武人として冷静に国民のために見ている。海自がおびき出されることがないようにというのが、大事なところ。
僕は安倍内閣が現状でいいとはゆめ思ってなくて、少なくとも漁民の方々が漁ができるように、海保の船に守られて漁ができるように最低限しなくちゃいけない。
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