尖閣周辺の中国船の狙い&“ご譲位”が外国勢力に使われる可能性!? 青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2016.08.11 Thursday 16:38
くっくり



 中国のこの4年戦略の中で、尖閣での最大の狙いは何か?
 (居島一平:海底資源と沖縄とセットで取りに来る?)
 もちろんいい答えだが、それは最大とも言えるが、最終目標。
 その最終目標に向けた戦術・戦略の中で、今回の動きで最大の戦術目標は?
 これをまず一番、日本国民は冷静に考えてほしい。

 つまり、安倍内閣、自民党何してるんだと言うのは当然の声。
 中国の最大目標とは違うが、私たちにとって問題のひとつは、石垣の漁民の方々が漁ができなくなってる。だから国民の怒りはもっと爆発して当然。
 中国の漁船はいま操業してる。しかも良い魚が獲れたと言ってる。これ弁解として言ってる。いや、いい魚が獲れるから操業してるんだと。文句あるのかみたいな言い方してる。

 そのいい魚は、もともと石垣の漁民の方々が見つけた。それを中国の漁船は勝手に操業してて、石垣の技術を磨いてきた漁民が漁をできなくなってるというのが、日本国民にとっては最大の問題のひとつ。

 で、中国共産党、あるいは軍部、海警局は軍部じゃないが、しかし軍の影響がもちろんある。
 独裁国家中国の側の最大の戦術は何か?
 石垣の漁民が漁をできなくなってることは深刻にとらえなければいけないが、でもワーッと興奮してやると中国の術中にはまる。それがヒント。

 中国には弱みがある。尖閣問題で中国もごまかしてるが、本当はごまかしきれない弱みがある。
 つまり、古代とか大昔の話じゃない。尖閣の話というのは。

 (中国の側の最大の戦術は)領土紛争を起こすこと。
 日本政府は尖閣諸島では領土問題は存在しない、領有権の問題は存在しないと言ってる。竹島、北方領土と違って、存在しないと。

image[160811-02map.jpg]

 これが一番大事なところで、どうしてかというと、いま2016年ですが、たとえば明治維新よりもっと昔、記録がはっきりしていない時代は、文書に書いたり書かなかったりするから議論が分かれる。

 1968年に、国連が在来型の油や天然ガスを取り尽くすのを心配して、地球規模で手つかずの資源がないか探して、実は尖閣諸島の下にそれらがあると報告書を出した。

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