天皇陛下が「ご譲位」に関してお気持ちを表明されました
2016.08.08 Monday 19:23
くっくり
それについてのご懸念も、陛下は言及なさいましたね。
さらには、一般国民がこれまで知るよしもなかった、「天皇の終焉」にまつわる行事に関わる方々、特に残されるご家族の「厳しい状況」についても、「こうした事態を避けることは出来ないものだろうか」と、とても具体的にお気持ちを述べられました。
こうした点をとらえ、左派からはさっそく、陛下は「改革」を望んでいる!という仰々しい声も出ています。
私はそうは思いません。
少なくとも左派が言うところの「改革」とは違うでしょう。
ぶっちゃけ、「天皇の終焉」をめぐる現在の“システム”には問題があるので、そのあたりを皆でいっぺん考えてほしいと、陛下は、私たち国民にボールをお投げになったのではないでしょうか。
陛下のおことばの中には、このようなくだりもありました。
「伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあって、日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています」
つまり、時代とともに変化していく日本社会にあって、天皇の伝統をこれからも安定的に守っていくための、改革というよりも「改善」、これまたぶっちゃけた表現になって申し訳ないですが、「バグ」を解決するためのバージョンアップを、陛下は望んでおられるのではないでしょうか。
私は、数日前、陛下がどのようなお気持ちを表明なさったとしても、すべて大御心のままに…と、ツイッターでつぶやきました。
今もその気持ちに変わりはありません。
そのうえでひとつ変わったのは、大御心を受け止めたうえで、国民として何かをしたい、しなければならないという強い気持ちが芽生えてきたことです。
陛下がお投げになった「ボール」を受け止め、天皇や皇室についての理解をさらに深め、その先はまだ手探り状態ですが、一国民としてとにかく何かをしたい。
今、そんな気持ちでいっぱいです。
素人ながらひとつだけ言わせていただくと、法律の扱いについては、本当に慎重に考えていただきたいと思います。
世論を汲み取ることも大切ですが、それ以上に、将来を見すえた対応が大切で、それこそ50年先、100年先を考えて、進めていっていただきたいです。
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