自民党の部会に参加!日韓合意10億円拠出・エネルギー政策(メタハイ)など 青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2016.08.04 Thursday 17:48
くっくり


(1)総裁任期延長を容認 自民党・二階幹事長

 安倍総理はしたかかな人事をやるようになった。
 五輪担当大臣の遠藤さんは留任と思われていたが、丸川さんを持ってきて、あえて小池新都知事にぶつけた。選挙中に小池さんを大批判していた丸川さん。普通はぶつけるわけないのに。いわば両方に華を持たせる。今日、追加種目の発表という明るいニュースと、丸川さんのイメージを上手く重ね合わせる。したたかな人事。

 そのしたたかさを上回ろうとしているのが二階さん。
 二階さんと安倍さんにとって計算外のことが起きたのは、谷垣幹事長の自転車でのケガ。安倍さんはしばらく休ませて続投と思っていた、それぐらい谷垣さんの役割大きかった。
 再登板後の安倍さんの人事は、敵になりそうな人、意見が違う人は全部取り込む。自民党、与党の議員は「大臣なりたい病」。臨時国会3日間だけだったが、僕の周りでもそれが渦巻いていた。外から見てるのと中に入って見るのと全然違う。

 3日間で、派閥3つから「入って下さい」と言われたが全部お断りした。僕は派閥にも入らない、都道府県連にも入らない、後援会も作らない。僕は何も変わらない。
 僕に入ってくれと迫ってきた中に宏池会が。「世界観、国家観違いますよ」と言ったら「いいですよ」。あれ?と。本来、宏池会は自称リベラル。
 宏池会トップで一番考えの違う岸田さんをあえて外務大臣で、しかもずっと留任させるというのは、敵になりかねない勢力を取り込む。それから後継になるかもしれない人も取り込む。一方で、後継候補になり得る人を防衛大臣にして、外務大臣と競わせる。したたかなことをやっている。

 二階さんの狙いは、谷垣さん留任できないとなると、皆が一番警戒することを自分からやる。
 二階さんは親中派で、韓国・北朝鮮ともパイプがある。中国は安倍さんを嫌がっている。この政権を叩きのめさなきゃいけないと。
 ところが二階さんは「安倍さんは東京オリンピックもやるんだ」と。逆手に出てる。安倍さんは二階さんがこっちに来たとは、ゆめ思ってない。二階さんも自分が安倍さんの方に行ったつもりは全くない。それを安倍さんは「戦略的互恵関係」と。
 究極の敵。岸田さんよりはるかに怖い。

 「谷垣幹事長&二階総務会長」の絶妙なバランスが崩れた、谷垣さんのハプニングで。
 その時に違う重しを持ってきたり、危ないから距離を空けるのではなく、幹事長に押し上げた。僕は賛成じゃないが。

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