移民問題がEU解体の引き金に? イギリス国民投票で離脱派が勝利
2016.06.25 Saturday 03:13
くっくり
私はてっきり、残留派が勝つと思っていました。
っていうか、世界の多くの人々がそう考えてましたよね。
事前の世論調査はぎりぎりまで拮抗していたものの、ブックメーカーの予想オッズが「EU残留確率86%に上昇」となっていたことなどもあり…。
※ブックメーカーというのはイギリスの賭け業者。
ビジネスでやってるから非常にシビアに調べてるはずで、
世論調査よりも信憑性があると通常考えられています。
ところが実際は、開票が始まったら早々に離脱派がリード。
ただ、ロンドンなど残留派が強いとされる大都市部の結果はまだだったので、そのうち残留派が逆転するだろうという観測もあったようです(実際、残留派が逆転した時間帯もあった)。
とにかく「何やかんや言っても最後は残留派が勝つだろう」というムードになっていただけに、よけいに世界に与えたショックは大きく…。
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[BBC NEWSより]
そもそも何で国民投票をやることになったかというと…
2012年
ギリシャなどユーロ圏の債務危機をきっかけに、EUが財政や金銭面での統合強化を進める
→イギリス国民が猛反発
→イギリス独立党が勢力拡大
→キャメロン党首(首相)率いる保守党が切り崩される
2013年1月
キャメロン首相が2015年に行われる総選挙を有利に運ぶため、「EUに残留か離脱かの国民投票を行う」ことを公約に掲げる
2015年5月
総選挙で与党の保守党が単独過半数で勝利
→しかし同時にEU離脱を訴える政党も躍進(約13%の票を獲得)
2016年2月19日
EU首脳会議が開かれる
キャメロン首相が提出した改革案(移民への社会保障を経済の緊急事態などの際に4年間制限する…など)について全会一致で合意
→離脱派はEU改革の合意に納得せず
2016年2月20日
離脱の是非を問う国民投票を6月23日に実施するとキャメロン首相が発表
2016年6月23日
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