祖国の一部としての沖縄への愛という真実を掘り起こそう! 青山繁晴「インサイト・コラム」

2016.04.13 Wednesday 19:13
くっくり



櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、これはあくまで、この、記者の方の取材を信じて僕も今、紹介してるんですけれども、おー、記者の方はですね、これを意見交換会で、中山きくさんたち生き残りの方々と、それから、このインディペンデント・クラブの会員、も、もちろん、敗戦後に生まれた世代、との間で、相容れないものがあったと、そういう受け止めをされたんですね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「でも、実は僕はそうは思わないんです」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、この通信員の方の誠意とか、取材は信じます。そのうえで、実はこの、インディペンデント・クラブの会員、この方は、だからおそらく本土の方なんですけれども、本土の方の感想は、一番大事なところを述べられていて、実は、生き残りの、いわば少女たち、今も心の中は少女たち、この、生き残りの方々も、知りたいところだと思うんです」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「それは、たとえば沖縄の石垣島に、特攻隊の慰霊碑が建ってるんですね。これは石垣島の中山市長っていう若い市長が、ま、反対、とたくさん、反対の方々と議論しながらようやく最近建てた特攻隊の、慰霊碑なんですが」

image[160413-02ishigaki.jpg]
[画像:2016年2月11日放送「虎ノ門ニュース 8時入り!」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「その慰霊碑に、先日、僕はお訪ねした時にですね、石垣市役所のある方が、一緒に行って下さったんですが、こう僕におっしゃいました。『自分は、沖縄生まれ、沖縄育ちで、沖縄は捨て石にされたんだ』と」

櫻井浩二
「ほぅ〜」

青山繁晴
「『それが沖縄戦だとずっとくり返し教わりました。でも、ちっちゃい頃からそれが疑問だったんです』と」

櫻井浩二
「うーん」

青山繁晴
「『捨てるんであれば、捨て石にしてるんであれば、本土からあんなにたくさん、同じ国民が来て、戦う理由は、なかったんじゃないですか』」

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