チベットの焼身抗議の実態 「カツヤマサヒコSHOW」より

2016.04.11 Monday 02:13
くっくり


★天安門事件は世界に届いたが、チベットは届いた?

 それなりに報道はあったと思うが、世界ではどこも人がたくさん死んでいるから…。
 世界のメディアはチベットに無関心すぎる。
 中国との貿易関係などが大きいから関心が行かない。支局が閉鎖されるのも嫌だし。
 ただ、尖閣(中国漁船衝突事件)以来、日本も少し報道するようにはなっている。
 焼身があった時には、僕(中原さん)が知らせるのもあるし、メディアも短いが伝えることもある。

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★チベット問題、宙ぶらりんの状況では?
 
 ダライ・ラマが平和的解決をおっしゃっているわけで…。
 70年代まではゲリラ闘争もあったが。
 世界の世論が背中を押すしかない。

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★しかし、人の家のケンカに首を突っ込むのを避ける慣習が世界にある?

 そんなことはない。首を突っ込んでる。
 チベットに関しては、他国も歴史的に分かっている。中国の言う「チベットは中国の一部」は嘘だと。
 国際的にも侵略だと認められてる部分もあるが、中国の経済力が増えてからは、中国を潰したくない、刺激したくない。
 (各国の要人は)ダライ・ラマに会えば、何十億か何百億か損するとか、駆け引きをするから。中国にカネで買われている。
 チベット人は聞き分けがないわけじゃないし、戦闘的な民族でもない。
 ただ、隠してる、嘘ばかりついてきてるから、それを暴かれたり、ちょっとのことでも中国政府は怖がる。
 常に弾圧をする。
 軍とか治安当局、武装警官、問題があった方がカネが入る、関係者が潤うという構造的な問題もある。
 分裂主義者を殲滅するとか、それに関わってる組織、官僚がたくさんあるから、彼らは分裂主義者がいないと困る。
 たとえば僧院に行って、ダライ・ラマを非難しろとか、踏み絵みたいにして書かせるとか、一番ダライ・ラマを非難したくない人たちのとこへ行って、そういうことを強制する。
 そのうち、我慢できない人たちが声を挙げる。そしたらそれをやっつける。

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