1Fで妨害活動?! 反原発派が作業員として紛れ込んでいた

2016.03.28 Monday 01:06
くっくり



 しかし彼の話は明らかに事実と異なる。
 そもそも放射線作業員として彼はロクに従事などしていないし、あくまで計画として聞かされた話をあたかも自分がそうであったかの様にしゃべっていただけ。

 同じチームで勤務を行った者からすれば事実と異なる彼の話は怒りが込み上げる内容だった。
 私の元にはTV番組の放送直後、電話で「今の話あいつだろ!」「嘘ばかり」「許せない」など連絡が入って怒りを訴えられた。

 彼が雑誌に語った「高放射線部隊にされるところ」という言い分も無茶苦茶な理屈だ。
 メディアでの彼の話はそういう牽強付会な独り善がりの自己解釈、妄想、勝手な憶測、思い込みに基づく決めつけ─テレビの場合、司会者の誘導質問がまた酷かったが─が多すぎるのだ。

 さらに彼の言う「高放射線部隊」というのは実際にそのような作業は無かった。
 そもそもこの話は別の話題が出た際にメモを行い適当に自分でアレンジし、センセーショナルな話題を付けて提供した創作話だ。

 私だって勤務が長期に渡って仕事を任される範囲が広がれば放射線量の少し高い類いの仕事に携わったことはあった。
 しかし、それは相対的に放射線量が少しアップしただけの話で「高放射線部隊」などでは決してない。

 第一、「不適格」と判断されるまでわずか2日間という短さで解雇された彼がやったことといえば、瓦礫の間に散乱したガラスを箒で掃いて集めただけといっていい。
 原子炉に全く近づくこともなかった彼が「高放射線部隊にされるところだった」が聞いて呆れる。

 ついでにいうと、解雇後、彼は労働系団体にこの話を持ち込み、「1年間雇用する」とした雇用時の取り決めに基づき、解雇の不当性を責めた。

 300万円を要求し、200万円を示談金として受け取っている。
 さらに彼は別の業者にも同様にして示談金を受け取ったとも聞いた。

 なるほど、企業側にも当時、不当なピンハネや意図的な悪意ある業者が横行していたことは事実だと私も思う。
 ただ、それを差し引いても果たして彼の様な輩が労働権利や原発復興作業の労働環境について問えるのだろうか。
 甚だ解せない思いだ。

 ________________________________書き起こしここまで


 これを読んだ後、気になったのでネットで調べてみたところ、松尾さんは2012年にチャンネル桜に出演され、原発作業員の実態について語られた中で「林」氏の話もされていました。

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