青山繁晴「報道されない入札の闇&防衛省委託のキャパシティ・ビルディングで日本の出番」 “インサイト・コラム”より

2016.03.16 Wednesday 17:51
くっくり



櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、これ実は僕はそもそも、今の独立総合研究所を立ち上げ…、えー、創立した動機なんですけれども、あの、ご存知のリスナーいらっしゃるかもしれませんが、もともと共同通信の記者20年近く務めまして、えー、ペルー事件をきっかけに、辞めて、三菱総研っていうシンクタンクに行ったんですね」

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[画像:2016年2月24日 関テレ「よ〜いドン!」よりペルー事件の頃の青山さん]

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「シンクタンクっていうのは民間の知恵の集まり、の、はずです」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、えー、三菱総研がそうだというのでは全くないんですけれども、しかし、そういう業界に入ってみて僕はびっくりしたのはですね、日本のシンクタンクってのは民間が考えるとこじゃないんですよ」

櫻井浩二
「あ、そうなんですか」

青山繁晴
「たとえば、博多湾を埋め立てようと、政府が思いますよね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、埋め立てても問題ないんだと、いう、結論を民間に出してもらって、で、それでもって、お上の仕事をやりやすくすると」

櫻井浩二
「はぁ〜〜」

青山繁晴
「いうので、まあ、何億、何十億という、委託金をもらうというのが、残念ながら、日本のシンクタンクで、主流の仕事のひとつなんですね」

櫻井浩二
「へぇ〜、そうなんですか」

青山繁晴
「で、これだと民間の知恵の意味がないんで」

櫻井浩二
「う〜ん」

青山繁晴
「えー、その経験、4年3カ月ほどしましてから、逆に、私たち民間から、国民の側から問題提起して、政府のやってるここがおかしいじゃないかと。だから調査・研究すべきだっていう、逆シンクタンクを立ち上げようと思って、いや、創立しようと思って、独立総合研究所をつくったんですけれども」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「これあの、日本のすごいところはやっぱりどこにも良心派がいらっしゃることで」

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