“難しいこと”に触らない日本の文系学部! 青山繁晴「インサイト・コラム」

2016.02.18 Thursday 18:46
くっくり



櫻井浩二
「ははぁ〜」

田中みずき
「うーん」

青山繁晴
「で、そうすると、たとえば、人文科学どうする、社会科学どうするじゃなくて、人間の生き方の基本ですよね」

櫻井浩二
「うん」

青山繁晴
「で、しかも、拉致事件はなぜ起きて、なぜ日本では取り返しに行っちゃいけないことになってるのか」

櫻井浩二
「うーん」

青山繁晴
「難しい意見、意見の違いはあっても、憲法は当然それに関係ありますし、そういうことを、たとえば理系や技術系でそれを教えられるのか。教えられないですよね」

櫻井浩二
「うーん」

青山繁晴
「じゃあたとえば、理系で素晴らしい業績があって、技術を持っていれば、たとえば友だちや家族が、他国に奪われていても、取り返さないままでいいのかと」

一同
「うーん」

青山繁晴
「ということを考えればですね、実は、難しいこと、つまり当たり障りのあることには触らないっていう大学教育こそが問題であって、えー、実は安倍政権も、本当はそういう大学教育の見直しをすべきだと思うんですね」

櫻井浩二
「はぁ〜」

青山繁晴
「で、政権の前に、その、客員教授に過ぎない僕も含めて、教員がまず、難しいことに取り組み、学生の目を見て話しかけて、一緒に考える。白板だけ見て知ってることを書いて、自分の書いた○○の本を教科書で売ったりする暇があれば、それをやると、いうことが大事だと思うんです」

一同
「うーーん」

青山繁晴
「で、僕は拙い、教師に過ぎませんけれども、いつも言ってるのは、祖国には、お前しかいないと」

櫻井浩二
「はい」

田中みずき
「うーん」

青山繁晴
「代わりはいない。なぜかというと、たとえば櫻井さんっていう人が学生だったら、宇宙が何千億年続いても、たった一回、一人しかできない、生まれないんだから、君の代わりはいないんだって話をしてまして」

一同
「うーん」

青山繁晴
「ま、それは、自分自身にも実は、語りかけてることであって、こういうのを全部合わせての教育だと思うんですね」

一同
「うーん」

青山繁晴
「えー、もしよければ、あの、ま、できれば手続きをなさって、僕の授業、どんな立場の方でも、どうぞ一度お出でになって下さい」

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