秦氏×阿比留氏 日韓合意対談&国連で日本政府がようやく“強制連行”反論へ!

2016.02.13 Saturday 03:49
くっくり


image[160212-03hata.jpg]韓国内がガタガタしていると、それに応じ日本でも不平不満が特に保守派から強まっていくと思う。現に自民党の党内ではそうした動きが出ている。そうすると今度は韓国で「せっかく合意ができたのに、それをぶち壊そうとする日本の政治家がいる」と言い出す口実を与える。放っておくという外務省のラインで進めた方がよかったのではないか。

image[160212-04abiru.jpg]が、ナイスアシストと言うか、北朝鮮が年明け早々に自称だが水爆核実験をやってくれた。これで自民党内のそうした声はほとんど掻き消されてしまった。やはり東アジアの安全保障上の危機が顕在化して「やっぱり安全保障は大事だ」という声が出ている。
一方で私が興味深かったのは合意後の12月29日、新聞各紙に出ていた秦先生も含めた識者談話。韓国寄りの人たちが「韓国はかなり負けた」と言っている。趙世暎さん(元韓国の東北アジア局長)、辺真一さん、木村幹さん(神戸大)、大沼保昭さん(元アジア女性基金理事)。あまりいい表現ではないが、総理お得意のめくらましだと思う。左翼側の人もなんとなく受け入れるべきなのかなと思ってしまう。そうした要素を混ぜる手法もそのひとつだろう。産経新聞にもいろんな抗議が届くが、今回の日韓合意では「軍の関与」を認めたのがけしからんという意見が多かった。確かに冒頭で「軍の関与」という言葉があるのは私もいかがかと思うが、これも岸田外相が韓国の顔を立てたためだろうと思う。
しかし、一方で軍の関与−具体的に言うと、衛生検査や慰安婦の輸送など−は今までも認めていた話。それ自体は新しく認めた話でも何でもない。保守系の人は一部反発したが逆に左翼系の人は「安倍政権ってちゃんとしているじゃないか」と勘違いする。

image[160212-03hata.jpg]しかし、欧米のメディアは日本が強制連行を正式に認めたと理解している。海外では予備知識のない人たちが多いから今度初めて日本国の政府が「悪事」を認めて、公式に謝罪をしたと、受け取った人が多いと思う。


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