続・自衛官の命が大切なら二度と差別はしないで下さい

2016.02.08 Monday 17:02
くっくり


(4)入学拒否等(昭和51年版『防衛白書』)=補足

 東大を除く旧帝国大学は当初、防大出身者など幹部自衛官の大学院入学を認めていました。
 しかし、柿谷さんが大阪大学の修士課程に学んでいた1965年(昭和40年)前後から、「帝大教授」を自任し、権力を誇示する学者が、全学連など左翼学生の圧力に屈し、入学を拒否し始めました。
 教授陣の中には少なからぬ憲法学者がいたと思われますが、正真正銘の日本国民である自衛官の大学院入学拒否は明々白々の憲法違反にもかかわらず、憲法学者が自衛官拒否という大学当局の行為に対して「違憲」と叫んだとは聞いたことがありません。
 学生の暴力行為が恐かったのでしょう。
 当時、「日陰者」扱いされていた“社会的弱者たる自衛官”に強く、“社会的強者たる学生”に弱い、「強きを助け、弱気を挫く」学者の体質を暴露したといわれても仕方がありません。

 朝日新聞も、自衛官の入学拒否という差別に対して、自衛官の人権を侵害したと主張しませんでした。
 が、朝鮮人の大学入学を認めないことに対しては、「思慮に欠けた受験の門前払い」との見出しで、「私立の女子大短期大学部を今春受験しようとした都立高校の女生徒が、朝鮮高級学校からの編入生だったことを理由に門前払いされた」(1994年(平成6年)5月31日付「社説」)、「なぜ国立大は門を開けない」(1998年(平成10年)3月2日付「社説」)「外国人学校生に国立大受験資格を」(同年4月2日付「論壇」)などと批判を繰り返しました。
 日本の大学が、日本国民たる自衛官の入学を拒否しても無視し、自国民を拉致している北朝鮮の学生の入学が認められないことを非難するのです。
日本の新聞と言えません。


(9)汚染された(とされる)野菜を自衛官に食べさせろ

 1999年(平成11年)2月、テレビ朝日系の報道番組「ニュースステーション」が、「埼玉県所沢市産の野菜がダイオキシン類に汚染されている」と報道しました。
 これを受けて、「鈴木宗男官房副長官は15日、首相官邸に防衛庁幹部を呼び、埼玉県所沢産の野菜を自衛隊がまとめ買いできないか検討するよう指示した」(2月16日付朝日新聞)。
 住民が食べない野菜を日夜、国家防衛に精励している自衛官に食べさせようとしたのです。

 安保関連法で「自衛隊員の命は保障されない」「自衛隊員の命 軽く考えるな」と一見、自衛官に同情を示す朝日新聞は、自衛官の命を軽く考えた鈴木副長官を批判しませんでした。

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