情治国家・韓国の一挙一動の記録! 加藤達也・産経前ソウル支局長「なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿惠政権との500日戦争」より
2016.02.06 Saturday 02:55
くっくり
その通り、まるで傍聴席でやりとりを聞いているかのような臨場感があります。
加藤さんを告発した韓国の右翼団体幹部の証人尋問では、傍聴席から不規則発言がありましたが、そうした箇所も再現されています。
通訳が不慣れで誤訳している箇所も記録されています。
加藤さんが「悪意を持って記事を書いた」ことを成立させるストーリーを作ろうと、検察側が最後まで必死になっている様子もはっきり読み取れます。
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異国の地で、出国禁止処分を受けただけでなく、刑事訴追され、裁判への出廷を求められる……。
傍聴席からは「このチョッパリセッキが!(日本人に対する最大級の蔑称)」と罵声を浴びせられ、退廷後は車を取り囲まれて卵などを投げつけられる……。
こんな目に遭ったら、いくらベテランのジャーナリストでも耐えられないのでは?と思いますが、加藤さんは耐えました。
尾行され、電話を盗聴され、昼となく夜となく行動を監視される日々にも耐えました(主任弁護士の見解では、加藤さんを監視していたのは国家情報院)。
韓国側のさまざまな人たちが加藤さんに接触してきて、「さっさと謝ってしまったらどうか」と“提案”や“助言”をしてきましたが、それにも耐えました。
産経新聞も耐えました。
たとえば、これは加藤さんが3回目の取り調べを受けていた2014年10月2日のこと。
東京本社を在日韓国大使館の報道官が訪ねてきて、「日本語には『遺憾』という、受け取る側によって、謝罪とも謝罪ではないとも受け取れる便利な言葉がある」と、暗に「謝罪」を求めてきたそうですが、屈することはありませんでした。
仮にどこかの時点で、加藤さんと産経が折れてしまっていたら、どうなっていたか?
韓国側は味をしめて、ますます居丈高になり、日韓関係はもっとおかしな方向に行っていたことでしょう。
加藤さんは、『正論』2016年3月号image[]に掲載された呉善花さんとの対談の中で、このあたり、もう少し詳しく話しています。
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